円山动物园ワークブック 谕用资料.doc

円山動物園　ワークブック　先生用資料 ホッキョクグマの抱えている問題を「身近な問題」と捉え、自分たちの生活にどのような関係があるのかを考える。また、児童たちが普段行っている環境のための行動が、動物たちにどういう繋がりがあるかを理解し行動できる。 ?　個体を観察することにより、地球上に住む人間以外の生命をより身近に感じることができる。 ?　自分の観察から得た答えを発表し、班でまとめ、クラスメイトに伝えることができる。 ?　野生動物の生息環境を守ることが、人間にとっても重要であることを、自分たちの考えた答えより認識することができる。 ?　ホッキョクグマについて適切な資料を選んで調べることができる。 主な学習活動 ねらい 必要時数 ①事前学習 動物園に行く前にホッキョクグマの種としての特徴を自分たちで調べまとめる。 動物に興味を持ち、動物園に行くのが楽しみになる。 2 ②動物園 学習 動物園で調査ノートを使い、楽しみながら動物を個としてよく観察する。 楽しみながら、動物を個体として観察し、身近に感じる。 1 ③事後学習 ①②又はこれまでの学習をもとに、動物の紹介をすると共に、動物や人間が生きていくうえで必要なものを発表し比べる。 動物の生活環境と自分たちの生活がつながっていることを認識する。（身近な問題として考える） 3 環境に対しての取り組みが各家庭でも行われていますが、これからさらに多くの行動が必要とされています。今現在、自分たちにあまり影響が無いなか、なぜ、何のためにこういった行動を取らなければならないのか、自分たちで考え、しっかりと認識する必要があると思われます。 動物園は、来園者が身近に感じた動物たちを仲介役とすることにより、動物たちの抱えている地球規模の問題を、自分につながりのある身近な問題と捉えてもらうことができる場所です。自分たちはその問題のために何ができるのかを考え、行動することができる子どもを一人でも増やすため、このワークブックは作成されました。 　　　　　　　　　　動物園に行く前にホッキョクグマについて調べよう！ 「テーマ：興味を持とう！」 まず先に、自分たちがイメージするホッキョクグマの絵を調査ノートに描きます。（興味を持ってもらうことが目的なので、上手に描く必要はありません。）次に、種としての特徴を自分たちで調べまとめます。これから見に行く動物がどんな生き物なのかを感じさせることがねらいです。 　　　　　　調べる内容は児童たちに任せ、ホッキョクグマという動物について関心をもたせる。 先生用資料 生息地 ユーラシア大陸、アメリカ大陸の北極周辺の陸地と氷上形態陸上に生息する最大の肉食動物です。体長はメスで180～200cm、オスで220～250cm、体重はメスで150～300kg、オスで300～00kg。 体のわりに頭が小さく前足が大きいなど、泳ぐのに適した体型で、泳ぎや潜水が得意です。時速6.5kmほどで65km程度の距離を泳ぐことができるといわれていますが、あまり深くは潜ることができないようです。鋭く曲がった5本の鉤爪を持ち、氷をつかんだり、獲物を抑のに使います。足裏の肉球のすき間に長い毛が生えていて、低温から足をまもり、氷の上を動くのに便利です。体毛は白く見えますが、内部が空洞になっ断熱性に優れています。はどんなに寒くても「全然お構いなし」といった感じですが、夏は苦手なようで一日中ぐーっとしています。円山動物園では鶏肉ホッケ、ニンジン、リンゴなど与えています。また、夏場にはクローバーも与えており、喜んで食べてくれています。活魚をプールに放すこともあり、魚を自分で捕らえて食べることが彼らのストレス解消にもつながっているようです。種の特徴繁殖期やメスが子育てをしているとき意外は、単独で行動します。妊娠したメスは雪原に巣穴を作り、その中で何も食べずに11月～1月に通常2頭の子どもを出産?育児をします。当園のメスの子育て期間中、オスは単独で飼育します。お客様から時々「なぜ家族みんなで一緒にいさせてあげないのか」と聞かれるのですが、オスは子どもを捕食してしまうのです。減少の原因ホッキョクグマは氷の上でアザラシ狩りをし、冬の間にエネルギーを蓄えます。特にメスは、十分に食べて脂肪を蓄えなければ丈夫な子を産み育てることはできません。地球温暖化の影響で2040年には北極海の氷が消えるという予測も発表されており、現在約22,000頭とされている生息数も約1/3になるといわれています。これらのことから、2006年のレッドリストでは危急種（VU）とされました。円山動物園での状況1963年から飼育を開始しており、1985年に国内で3番目に繁