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外傷センター視察報告 土田芳彦 【視察 目的】 日本では外傷医療体制が未発達なために、Preventable Trauma Death とDisabilityが発生して いる。この状況を改善するための方策が必要であるが、行政側の理解は得られていない。近年、韓 国においては政府の介入により「外傷センター」が構築されつつあり、香港においてはすでに外傷 医療体制は構築されている。今回２つの国の外傷医療体制を調査し日本の現状と比較することによ り、日本の外傷医療体制を改善する方策を設定することが目的である。 【訪問施設】 時期：2012年 10月７日?12 日 韓国：Incheon Gil Hospital, trauma center and HEMS Severance hospital （Yonsei University） Seoul National University Hospital trauma teams Ajou University Hospital. 香港：Prince of Wales Hospital 【各国の外傷医療体制比較】 日本 韓国 香港 人口／面積 1億2752万人／377914 ? 4954万人／99720 ? 706万人／1104 ? 外傷センターの有無 なし（1施設？：帝京大学） あり、現在6施設? あり、5施設 救命救急センター 232施設 将来設計：17施設 above level Ⅰ：独立型2施 設（SNUH, Pusan） level Ⅰ：併設型5施設 level Ⅱ：併設型10施設 政府支援 救命加算あり 2008年?外傷センター考想 1990年代より構想あり あり 14カ所の救命センターのう 政府財政補助あり ち5カ所に設置 政府財政補助なし 外傷学講座の有無 なし なし なし 外傷センターの形態 救命救急センター 病院内外傷ユニット 病院内外傷ユニット 重症外傷治療体制 （救命救急センター） 外傷チーム体制 外傷チーム体制 救急医＋各科派遣医 一般外科、胸部外科、整形 AE、一般外科、胸部外科、 外科、脳外科、救急 整形外科、麻酔科 基盤病院bed 500-1000 1500-2000 1500-2000 病床 ICU 6-10、HCU 20-30 外傷ICU ?各科bed 外傷ICU ?各科bed 手術室体制 専用なし?