「非飛散性レベル3」アスベスト含有建材処理作業の標準作業手順 1ア.pdfVIP

「非飛散性レベル３」アスベスト含有建材処理作業の標準作業手順 １．アスベスト成形板の撤去 （１）アスベスト成形板の撤去は、内装材及び外部建具等の撤去にさきがけて行なう。 （２）アスベスト成形板の撤去は、可能な限り破壊又は破断を伴わない方法で行うものとし、 原則として、「手ばらし」とする。なお、建物外部のアスベスト成形板を撤去する場合は、 できる限り、原型のまま撤去する。 （３）撤去作業中は、散水その他の方法により、アスベスト成形板を常に湿潤な状態として 作業を行なう。 （４）撤去作業者には、防塵マスク、防護メガネ及び作業衣を着用させる。 （５）撤去作業後、アスベスト成形板の破片、破断粉及び作業衣等に付着した粉塵が残存しない よう、清掃及び後片付けを十分に行なう。 ２．アスベスト成形板の集積、運搬等 （１）撤去したアスベスト成形板の集積及び積み込みに当たっては、高所より投下しないことの他、 粉じんの飛散防止に努める。 （２）細かく破砕されたアスベスト成形板は、湿潤化の上、丈夫なビニル袋に入れる等、 飛散防止の処置を講じる。 （３）撤去したアスベスト成形板を運搬するまでの間、現場内に保管する場合は、一定の保管場所 を定め、一般の内装材と区別して保管するものとし、シートで覆う等、飛散防止の処置を講じる。 また、保管場所には、アスベスト成形板の保管場所であることの表示を行なう。 （４）アスベスト成形板の運搬に当たっては、運搬車両の荷台全体をシート等で覆い、飛散防止に 努める。 （５）アスベスト成形板の撤去、収集、積み込み及び保管等の処理が完了した場合は、速やかに 監督員に報告し、確実に処理されたかの確認を受ける。 ３．アスベスト成形板の処理等 （１）アスベスト成形板は、一般産業廃棄物として安定型処分場で処分する。 なお、マニフェストには、非飛散性アスベストであることを明示する。 （２）撤去されたアスベスト成形板の処分が完了した場合は、マニュフェストを監督職員に提出し、 処分が確実に行なわれたことの確認を受ける。