朽木東小学校朽木中学校屋内運動場改築資料1．建物概要.pdfVIP

朽木東小学校?朽木中学校屋内運動場改築資料 １．建物概要 ■設計の経緯 ?2008 年 1 月プロポーザルで設計者を決定する。 ?地元住民、学校関係者、林業関係者等からなる検討委員会に諮りながら、基本設計最終８次案 まで検討修正を行った。 ■建設場所?建物規模 ?朽木中学校の現在の体育館を解体し、その場所に小学校、中学校共用の体育館として建設。 体格の違う小学生、中学生両方が使う他、一般開放施設として各種団体等の使用も考慮した 設計を行っている。 ?建物規模 現況体育館 朽木東小学校屋内運動場 698 ㎡ 朽木中学校屋内運動場 1,055 ㎡ 改築後体育館 共同利用屋内運動場 1,483 ㎡ 内訳 アリーナ 796 ㎡ サブアリーナ 145 ㎡ 玄関?水廻り?外部廊下 416 ㎡ ブリッジ?中学渡廊下 126 ㎡ ■工事期間 ?平成 21 年度工事着手、夏休み期間に現在の中学校体育館を解体、その後基礎工事、コンクリー ト工事を予定 ?冬期間にアーチ梁の原寸型板製作、試作仮組の加工組み立て等の準備を行い、来年(平成 22 年) 春から使用する木材の製品検査を行い、木造アーチの工事を開始する。 ?2 年後(平成 23 年)の２月には工事を完了して、卒業式に間に合わせる予定。 ?木材の自然乾燥の期間を十分に取るため。全体で１年８ヶ月の工事期間を予定。 ■構造形式 ?地元産の杉を使い地元で作れるよう、杉の角材を現場で重ねて必要な大きさの梁を組み上げる 木造アーチ屋根を提案。 ?岩国の錦帯橋を手本として、現代化した手法に改良。 ?アーチ梁には補助的にスチールの金物を使い、重ねた角材を束ね、積雪等の荷重の際に 材がずれるのを防ぐ。 （ハイブリッド構造） ?アーチ屋根とその前後の大きな開口を木造とし、その下の屋根を支える構造体や玄関ホール などは、大きな荷重に耐え、外回りの積雪等への耐久性のある鉄筋コンクリート造とする。 ?コンクリート造の部分でも、玄関廻りやサブアリーナの窓などを木造とし、内部の壁天井を 板貼りとする等、地元の杉を活用したデザインとする。 ?ブリッジは不燃材料が義務づけられるため、ブリッジが乗る柱と階段部分をコンクリート造、 ブリッジ部分を鉄骨造とする。 ■主要室の計画 ?主アリーナ ：24.6ｍ×32.1ｍ 面積約 796 ㎡ (成人バスケット１面またはバレー２面) 固定したステージは無く、必要に応じて組み立てステージを使用 ステージや折り畳み椅子、体育器具等を収納するため、アーチ梁を支える 柱の間のスペースを活用してアリーナ両側に器具庫を並べる。 木造アーチ：スパン約２５ｍ×１９列（１．８ｍ間隔） ?サブアリーナ：約 9.7ｍ×14.65ｍ 面積約 145 ㎡ 天井高：3.6ｍ 1 ?玄関ホール ：巾 10.1ｍ×奥行９ｍ 玄関脇にベンチとテーブルを配置したラウンジ(談話コーナー)を設置 ?玄関ホールサブアリーナ部分の構造 玄関ホールとサブアリーナ部分は、鉄筋コンクリ