研究の目的研究の方法.pdfVIP

P 課題名 新型スペースシャトル発射場を建築的観点からアプローチする 指導教員 増田 泰良 研究の目的 水平状態から出発して円軌道を描き、最後に垂直状態で射出するという、これまでにな いスペースシャトルの発射方法を提案し、その発射場を研究対象とする。この条件を満た す新型の発射場はどのような構造物になるのかを研究し、考察することによって、その力 学的な特徴を明らかにすることを目的とする。さらに、新型発射場を実現させるためには どのような構造的な考慮や工夫をしなくてはならないのかについて学ぶ。 研究の方法 ?運動する物体の条件（現在のスペースシャトルのスペックを採用） ? 初速度 0 ? ? 質量 2080000 ㎏ ? 全長 60m ?加速度 14 ? * シャトルの打ち上げ時に使用する加速装置は加速度を自由に調節できるリニア方式 を採用し、人体へのＧが最小限に抑えかつ最も大きい加速度を算出して使用した。 ?運動するスペースシャトルによる荷重と、発射場を構成するそれぞれの部材に生じる応 力とを求め、それらを解析し考察することで構造体全体での力の流れの概要をつかむ。 研究内容 ?発射場の条件と荷重 ?最終射出速度 277.78 ? (時速 1000 ㎞) ?物体にかかる Ｇ9.0 ?構造物の高さ894.7m ?軌道コース（直線コース 1350.5m 円周コース 1404.74m 計 2755.24m） ?下のグラフは移動した距離毎に部材にかかる荷重を成分分けして表したものである 水平荷重の速度毎の変化のグラフ 鉛直荷重＋自重の速度毎の変化のグラフ 200000000 120000000 100000000 150000000 ) ) N N （ （ 重 100000000 重 荷 荷 0 0 0 500 1000 1500 0 500 1000 1500 移動距離（ｍ） 移動距離（ｍ） ?採用した構造と解析 対象とする構造物は単純な形で力の関係が把握しやすく、その解析が可能なものがよい。 そこで私は、今後構造を検討する際の基礎データを得るための一つの例として、似たよ うな用途の建築物の構造も参考にして静定トラス構造を採用した。なお、トラスを構成す る部材は実際には長大な単一材ではなく、細かい部材を組み合わせたものを想定している。 P ／ P 各部材にかかる荷重の計算結果 移動するスペースシ