高圧特別高圧電気取扱特別教育の受講.pdfVIP

技術支援センター 2013 年度 研修報告 高圧?特別高圧電気取扱特別教育の受講 志田 暁雄 電気電子?情報技術分野 1.はじめに テキスト： 労働安全衛生法等の法令により，事業者は低圧 高圧?特別高圧電気取扱者安全必携 電気(直流750V 以下，交流600V 以下)，若しくは 中央労働災害防止協会 高圧電気(直流 750V 超/交流 600V 超，7000V 以 平成24 年11 月28 日発行 下) ?特別高圧電気(7000V 超) を労働者が取り扱う カリキュラム： 際にはそれぞれ特別教育を行わなければならず， (第1 日) これは学内で研究を行う学生に対しても適用さ ?高圧又は特別高圧の電気に関する基礎知識 れる． ?高圧又は特別高圧の電気設備に関する基礎知識 従来は，学内にて定期的に開催される特別教育 ?関係法令 講習に，学生個人が申し込むことで対応してきた． ?高圧又は特別高圧用の安全作業用具等に関する 特に電気電子?情報課程の学生は研究上で電気を 基礎知識 取り扱うのは必須であることから，通常の授業と (第 2 日) ?高圧又は特別高圧の活線作業及び活 は別に特別教育講習を受講しなければならない 線近接作業の方法 ことは，学校?学生共に大きな負担である．その (第3 ?4 日) 為，特別教育講習で行われることと同等の内容を， ?低圧活線作業及び停電作業の実技 電気電子?情報課程で行われる一部の授業科目や ?高圧電路の開閉器操作の実技 実験内容に組み込むことで，その第3 学年の学生 ?高圧電路の停電，復電操作(充電電路の操作) が各研究室に配属されるまでに全員低圧電気取 4 日間…計 学科：11 時間，実技 15 時間 扱特別教育を，また希望者は高圧?特別高圧電気 取扱特別教育も修了するよう電気系の教職員で 3.研修内容 取り組んで行くこととなった． 第 1 ?2 日はほぼ学科で，テキスト内容に沿っ この高圧?特別高圧電気取扱特別教育に対応す たPowerpoint やExcel で作成された資料をスク る学生実験として，第3 学年を対象として2 学期 リーンに投影し，重要な部分を集中的に説明した に開催する内のテーマの１つで「放電?プラズマ」 後，DVD などの動画の資料映像で再確認する形で が選定されており，現在教員1 名と私が担当して 進められた．単純に文字だけを追うより，所々で いる．担当者は，学外にて特別教育講習を受講す 映像にて再確認する方法は，飽き難く，反復する ることとなり，実際に受講してきたので報告する． ことで記憶に残るので工夫されていると感じた． 第 3 ?4 日は実技を行った．まず始めに図 1 に 2.概要 ある低圧活線作業用ボード(商用 100V→ブレーカ 期日：平成25 年7 月23 日(火)～26 日(金) ー→3 系統用ブレーカーボックス→各系統の先に 4 日間 露出型コンセント/埋込型コンセント/ ヒューズ 主催?場所：関西電気保安協会 付切替器が付いているもの)，アーク防護面付ヘ