おもしろ实验特别讲座8月2日.doc

化学１ 水溶液の性質～身近な水溶液の調べ方～ おもしろ実験特別講座　2004年８月２日（月） 常葉学園大学教育学部　中川邦明、奥田　茜 概要 ① 身近な水溶液と酸塩基指示薬の呈色 ② ムラサキキャベツ液を指示薬とした中和 ③ ムラサキキャベツ液を用いたおもしろ実験 ポイント ①セルプレートを用いたスモールスケールの実験 　荻野和子 他、化学と教育、49(6), 348-349 (2001)　をもとにした。　「グリーンケミストリー」 　組織培養用24穴セルプレート（IWAKIマイクロプレート3820-024　旭テクノグラス製） 角が切ってある方を左にして横長に置く。表計算のシートと同様に、横を行、縦を列とし、行を向こう側から手前に１～４行、列を左から右にＡ～Ｆ列と呼ぶことにする。（この名づけ方はセルの横に小さく書かれたものと異なるので注意） ②ムラサキキャベツ液について（食品添加物「赤キャベツ色素」の利用） 　食品添加物としての保存期限は３ヶ月であるが、冷蔵庫に保管し、１年経過しても使用可能。 　クエン酸が添加されている。薄めたものは１週間程度で退色する。 ③試験管の中の虹 　長倉三郎、武田一美　監修、「図解実験観察大事典　化学」　東京書籍(1992), p.391 をもとにし、 　中川邦明「青少年のための科学の祭典2001」第５回静岡大会　ブース12　の際に改良したもの。 上掲書の新版　「新　観察?実験大事典〔化学編〕③生活の化学／物づくり」　東京書籍(2002), p.71 ④ピペット洗浄槽を利用したラージスケールデモンストレーション実験 　中川邦明「青少年のための科学の祭典2003」第７回静岡大会オープニングアトラクション 　プラスチックコップで作ったサイホンと万能指示薬を用いた実験は　米沢剛至、化学と教育、47(10), 717 (1999)に出ている。 実験 １．身近な水溶液と酸塩基指示薬の呈色 　　6種の試料（レモン汁、明礬の飽和水溶液、水道水、重曹の飽和水溶液、石灰水、1 mol/dm3 NaOH）と４種の酸塩基指示薬（ムラサキキャベツ液(濃)、BTB溶液、フェノールフタレイン、リトマス液）の組み合わせによる呈色をセルプレート上で調べる。 ① セルプレート１の縦の各列のセルに、6種の試料をそれぞれ次頁の表に指示された滴数だけ入れる。 ② 横の各行のセルに下表に従って指示薬を1滴ずつ入れる。 ③ プレートを揺すってよく混ぜ、各セルの色を観察して表の各欄に記入し、済んだら蓋をしておく。  水 溶 液 指 示 薬ＡＢＣＤＥＦレモン汁（4滴）明礬 水溶液 （8滴）水道水 （8滴）重曹 水溶液 （8滴）石灰水 （8滴）NaOH 水溶液 （8滴）１ムラサキキャベツ液２BTB溶液３フェノールフタレイン４リトマス液ｐH34791114 ２．ムラサキキャベツ液を指示薬とした中和 　酸として塩酸と酢酸を用いて、水酸化ナトリウム水溶液による中和をムラサキキャベツ液を指示薬として観察する。滴下量を正確にするために、ビュレットを使用する。多少の慣れを要する。 ① セルプレート２の１、２行の各セルに0.1 mol/dm3 HCl を８滴ずつ、３、４行の各セルに0.1 mol/dm3 CH3COOHを8滴ずつ、ビュレットで入れる。 ② 0.1 mol/dm3 NaOHを各セルにそれぞれ下表に示された滴数までビュレットで入れる。 ③ ムラサキキャベツ液(濃)をすべてのセルに１滴ずつ入れ、揺すって混ぜる。 ④ 各セルの色を観察して表の各欄に記入し、済んだら蓋をしておく。 HCｌ の滴定の 色の変化０滴１滴２滴３滴４滴５滴６滴７滴８滴９滴１０滴１１滴CH3COOHの滴定の 色の変化０滴１滴２滴3滴４滴５滴６滴７滴８滴９滴１０滴１１滴 ３．試験管の中の虹 ① 試験管に無水炭酸ナトリウム（ソーダ灰）の粉末をマドラーに1/４～1/3杯とる。 ② ビーカーのムラサキキャベツ液を駒込ピペットで3 cm3とって試験管に入れる。 ③ 1 mol/dm3 HClを5滴、静かに試験管に加える。 ④ 竹串で試験管の内壁をゆっくり輪を描くように回しながら、竹串を少ししずつ引き上げ、アルカリ性から酸性へなだらかにかわるようにする。 ⑤ 試験管上部の赤い色の部分がなくなりそうなときは塩酸を追加する。 ⑥ 別の試験管にムラサキキャベツ液(虹用)２～３滴をいれ、その上に１mol/ dm3 NaOHを２～３滴加えてよく振り、黄色の液体に