数值的相対论-RironkonHOMEPage.ppt

数　値　的　相　対　論 内　　容 0. イントロダクション 1. 数値的相対論において必要な要素 2. 現状：どこまで進んだのか 3. ３Ｄ計算例：連星中性子星の合体 4. 大規模?軸対称数値的相対論 ５．まとめ ０．イントロダクション：何故？ 何故：Ⅱ （Ｂ）　調べる必要があるほど重要な問題があるのか？続き １．数値的相対論において必要な要素 アインシュタイン方程式 相対論的物質場に対する発展方程式 　　相対論的流体（相対論的粒子、スカラー場） アインシュタイン方程式の解き方 数値的相対論に必要なコード ２．現状：どこまで進んだのか？ Ａ. 現実的初期条件の与え方に関する現状 Ａ-１：相対論的回転星（大質量星の核、中性子星） 　　　任意の回転則に対して、平衡形状を求める必要あり。 　　　　１９８９年小松－江里口－蜂巣以降可能。 Ａ-２：連星中性子星　　　　　 　　　渦度ゼロの準平衡形状を用意する必要あり。 　　　　１９９９年瓜生、Bonazzola-Marck-Gourgoulhon以降可能。 Ａ-３：連星ブラックホール、ブラックホール-中性子星 　　　　　未だにもっともらしい初期条件は存在しない。 数値計算に適した形式 　　　　　　　　C. 相対論的流体 (1) Wilson流の昔からある方法(人工粘性を付加。) 　　 ?比較的簡単にコードが作成可能。 　　　　?星の周りに大気を置く必要なし。 　　　　?強い衝撃波が発生しなければ、まあよろしい（Ｓ９９，００）。 　　　　　　　　（例：連星中性子星の合体、中性子星の振動） 　　　　?強い衝撃波が発生する問題に対しては疑問。 　　　　　　　　（星の重力崩壊、超新星爆発） (2) 最近:特性曲線に沿って解く（例；ロー法） 　　(Valencia（スぺ）, Munchen（独）で近年研究されてきた。 　　　　　　Toni Font, /Articles/) 重力崩壊など、衝撃波が本質的になる場合にも有効。 　 特殊相対論における標準的テスト(この私の計算例では３次Ｒｏｅ法もどきを使用) 　　　　　D. ゲージ条件（座標条件） ? Slice : Maximal slicing（ポピュラー） 　　　-- ブラックホール形成時に特異点を避ける。 -- 座標特異点を避ける。 　　　　　　　　　 　　　　　　　　球対称計算でもチェック可能 ? Spatial gauge : Minimal distortion gauge 　　　　　(Smarr＆York、７８) -- 座標のゆがみやねじれを発生させない。 　　　　　　　　　　　本質的に３Ｄ問題 赤道面上での３次元計量のある成分(gxx)の時間発展 : zero shift vector Minimal distortion gauge（もどき）の場合 E. ３次元空間に対するApparent horizon finder 面を決める＝ r (q,f)に対する楕円型の方程式に帰着 昔：軸上での境界条件が分からないので、どう解いていいか 　　　　　わからない？？ 　現在：そんなことはない。簡単に解ける（柴田-瓜生）。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（境界条件なし） F. コンピュータ資源（他力本願） ?Machine : FACOM VPP5000 (NAOJ, Vector-Parallel machine) 　　? 最大　　= 48 PE （720GByte） 　　? 実際上 = 32 PE (500GBytes) ?必要なメモリー:連星の合体を例として。 必要な要素：現状のまとめ 未解決問題：ブラックホールの取り扱い 解決法（Ｕｎｒｕｈ） 　　　　地平線の内側を切り取ってしまえ。 コードチェックについてのコメント 既知の解析解との比較 　?特殊相対論流体： 　　　リーマンショックチューブ問題、壁衝撃波問題。 　?ＧＲ（例；Ｓ９９、Fontら０２）　 　　　‐　線形重力波（Teukolsky wave）。 　　　‐　安定な球対称星を長時間安定に保つ。 　　　-　球対称星の既知の固有振動（球対称、非球対称）。 　　　-　安定な回転星を長時間安定に保つ。 　　　-　球対称ダストの重力崩壊。 　　　-　不安定な星の重力崩壊。 　　　　　＋形成するブラックホールの質量のチェック。 収束性のテスト：２次のコードなら、誤差も２次で収束。 　　　　　　　（ただし、衝撃波が存在すると