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第１号 2009 年10 月24 日発行 学生せっけん新聞 編集責任 宮澤温志・山本成剛・谷尻倫子 「せっけん運動」って何！？？ 1976 年ごろ、琵琶湖の水質悪化が深刻化する中で、家庭から出る生活雑排水の問題を 重視した消費者が中心になり、合成洗剤に替えて 「せ っけん」を使おうという運動が滋賀で始まった。この 動きは、翌1977 年に琵琶湖に大規模赤潮が発生した ことをきっかけに、大勢の県民や各種団体を巻き込ん だ「せっけん運動」へと拡大した。この活動は一時使 用率が７割を越えるまで普及し、琵琶湖の富栄養化の 防止に関する条例（びわこ条例）制定の原動力になる。 そして「せっけん運動」と並行するように、1978 年に「家庭から出る廃食油を回収 して、せっけんへリサイクルする運動」が始まり、せっけん運動と連動して県下に広が っていった。この活動は、30 年たった今でも続いている。 「碧いびわ湖」って何！？？ 私達がインターンシップでお世話になっている［碧いびわ 湖］。そもそも碧いびわ湖って何だ？と思われるでしょう。 簡単に経緯、概要を説明しておこう。 特定非営利活動法人碧いびわ湖は、前身である滋賀県環境生 活協同組合（環境生協）から全事業を引き継ぎ、今年の７月 ３１日に誕生したNPO 団体である。事業内容は生協の基本 である共同購入はもちろん、廃油や牛乳パックの回収、対企業としてはグリーン購入も行 っている。共同購入も、牛乳パックを再生したトイレットペーパーである「ただいまロー ル」、同じくティッシュペーパーの「おかえりティッシュ」や、瀬田のマルダイ石鹸工場で 廃油から再生される粉せっけん「びわ湖」など、環境を意識したものが多い。環境生協か ら事業を引き継いだ碧いびわ湖の代表理事は村上悟さん（３２歳）。常務理事である根木山 恒平さんも同じく３２歳。見事、環境生協は若い世代にバト 「大学生は見た♪」で ンタッチされたのだ。今後も何世代にわたってもきれいな、 私たちもブログに 元気な琵琶湖を守るために、碧いびわ湖はさらに積極的に活 参加しています☆ 動を広げていくだろう。（山本成剛） 碧いびわ湖にさらに興味を持ってくださった方は今すぐ、 ネットで「碧いびわ湖」と検索するべし！普段の活動が見え てきますよ。 碧いびわ湖のブログ更新中♪ ⇒ /d2009-09.html 1 せっけん利用者の声 小西 恵美子さん 小西さんは、約２０年前に婦人会の役員をしていらした際に、粉 せっけんや琵琶湖を守る活動に熱心な方と出会い、粉せっけんを使 用し始め、以後１０数年間もの間粉せっけんを使用している。 使い心地について、「悪いものが入っていないから、仕上がり は白くはならないけど、ふんわりします」とおっしゃっていた。 また、３０年間続いているせっけん活動につい