平成 年外食産業市場規模推計について.PDF

平成25 年外食産業市場規模推計について 平成２６年６月 一般社団法人 日本フードサービス協会 公益財団法人 食の安全 ・安心財団 Ⅰ．外食産業の市場規模 平成25 年 （暦年）の外食産業市場規模は、景気回復基調の中、世帯1 人当たり外食支 出額や、法人交際費の増加が予想されること等から、前年比 2.9％増加、23 兆 9,046 億円 と推定された。(注1) 各部門ごとの市場規模の推定については以下の通りである。 １．給食主体部門 飲食店、宿泊施設、社員食堂、病院給食などを含む「給食主体部門」の市場規模は、 市場規模全体の79.8％を占め19 兆706 億円。前年より2.6％増加した。 （１）営業給食 「給食主体部門」のうち、飲食店、宿泊施設などの「営業給食」の市場規模は、全体 の65.9％を占め15 兆7,575 億円で、前年より3.3％増加している。 ① 「飲食店」(注2) の市場規模は、前年より3.0％増加し、12 兆8,473 億円となった。 内訳をみると、ファミリーレストランや一般食堂、専門料理店等を含む「食堂・レス トラン」(対前年増減率2.8％増）、「そば・うどん店」（立ち食いそば・うどん店も 含まれる。） （同7.1％増）、回転寿司を含む「すし店」(同5.5％増）は増加したが、 や 「その他の飲食店」（ファストフードのハンバーガー店、お好み焼き店も含まれる） （同1.3％減）は減少した。 ②ホテル、旅館での食事・宴会などの「宿泊施設」の市場規模は、旅行客の増加傾向等 から、全体として前年より4.6％増加した。 （２）集団給食 「集団給食」の市場規模は全体の 13.9％を占め、3 兆3,131 億円と、前年より0.2％減 少した。 ①「学校給食」（主として国公私立の小学校、中学校等の給食で、大学の学生食堂は含 まない）は、児童数の減少傾向等から前年実績を下回り0.5％減少となった。 ②「事業所」給食については、従業員数が増加したものの、出勤日数の減少などから 「社 員食堂等給食」は 1.0％減、「弁当給食」(注3)は前年並みであった。 ③「病院」給食は、平成23 年は厚生労働省の公表数字を採用しているが、平成24 年、 25 年については未発表のため当センターが推計し、病床数の減少傾向等から平成 25 年は0.2％減少した。 ④「保育所給食」は、保育所の在所者数の増加傾向などにより前年より2.5％増加した。 ２．料飲主体部門 「料飲主体部門」の市場規模は、外食産業市場規模全体の20.2％を占め、前年より3.9 ％増加し4 兆8,340 億円となった。 （１）「喫茶店」は、1 兆602 億円で前年より4.0％増加した。 （２）「居酒屋・ビヤホール等」は前年より3.2%増加の1 兆96 億円に、 「料亭・バ ー等」は、前年より4.1％増加し2 兆7,642 億円と推計した。 - 1 - Ⅱ．料理品小売業の市場規模 持ち帰り弁当店や惣菜店、テイクアウト主体のファストフードなどの「料理品小売業」(注 2、注4)の市場規模は、6 兆4,934 億円で、前年より0.4％増加した。 Ⅲ．広義の外食産業市場規模 外食産業市場規模に「料理品小売業(重複する弁当給食を除く)」(注 4)の市場規模を加 えた「広義の外食産業市場規模」は、29 兆8,792 億円で前年より2.4％増加した。 なお、外食産業市場規模の分類は、基本的には「日本標準産業分類」(総務省)に準じて いる （平成14 年改訂）。 （注1）平成 23 年、24 年の市場規模については法人交際費などの実態に合わせ 数値に反映させた。 （注2）飲食店においてテイクアウトの売上比率が全売上高の 50％未満の場合に は、この飲食店の売上高はすべて「飲食店」の市場規