財務省 財務総合政策研究所 「高齢社会における選択と集.PDF

財務省 財務総合政策研究所 「高齢社会における選択と集中に関する研究会」第３回会合 ｢高齢者市場への取組みの考察：社会的課題解決に向けて」 株式会社 みずほ銀行 産業調査部 ライフケアチーム 白木 康司 Copyright © 2014 Mizuho Bank, Ltd. Contents 1 高齢化の進行と生活産業 p.4 2 メザニンシニアへのアプローチ p.14 3 グレーゾーン解消・明確化による新産業・サービスの創出 p.18 ４ 類型A セルフメディケーション産業の育成 p.23 ５ 類型B 総合的な高齢者向けサービスの確立 p.30 Copyright © 2014 Mizuho Bank, Ltd. １ 高齢化の進行と生活産業 １. 高齢化の進行と生活産業 日本の高齢化 人口減少と高齢化の進展 ⇒ 超高齢化社会の到来 日本の人口は減少局面にある中、高齢者人口の増加は続き、2035年の高齢化率は33%を超える見込み 医療・介護費用は増大し、保険制度の持続確保が課題 高齢化の急速な進展や医療の高度化等により医療・介護費用は増加基調 ・2012年度の医療費は39兆円、介護費は9兆円 ・2025年度の医療費は62兆円、介護費は21兆円以上に達すると推計 日本の人口推計 日本の医療費・介護費用の推移/将来推計 高齢者人口高齢者人口 年年年年年 （単位：万人）（単位：万人） 2,9482,948 3,6123,612 3,6583,658 3,8683,868 3,7683,768 （百万人）（百万人） 介護（左軸） 140140 70.0%70.0% （兆円） 75歳以上75歳以上 医療