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550. 85(084. 32) (522. 8) [1: 50,000](083) ５萬分の１地質図幅説明書 志　布　志 （鹿児島―第96 号） 通商産業技官　　太　田　良　平 通商産業技官　　木　野　義　人 地質調査所 昭和4 0 年 目　 次 Ⅰ．地　　形 1 Ⅰ．1　概　説 1 Ⅰ．2　山地および丘陵 1 Ⅰ．3　シラス台地 2 Ⅰ．4　砂　丘 4 Ⅱ．地　　質 4 Ⅱ．1　概　説 4 Ⅱ．2　日南層群 6 Ⅱ．3　南大隅花崗岩 10 Ⅱ．4　湊層（宮崎層群） 10 Ⅱ．5　中千野礫層 11 Ⅱ．6　夏井砂礫層 11 Ⅱ．7　夏井軽石流 12 Ⅱ．8　福島軽石流 12 Ⅱ．9　旧期ローム層 13 Ⅱ．10　志布志凝灰岩層 13 Ⅱ．11　大隅降下軽石層 13 Ⅱ．12　大隅軽石流 15 Ⅱ．13　2 次堆積軽石層 17 Ⅱ．14　軽石質砂礫層 18 Ⅱ．15　新期ローム層 18 Ⅱ．16　旧期砂丘堆積物 19 Ⅱ．17　黒色火山灰層 19 Ⅱ．18　新期砂丘堆積物 20 Ⅱ．19　冲積層 20 Ⅲ．応用地質 21 Ⅲ．1　概　説 21 Ⅲ．2　砂鉄鉱 21 Ⅲ．3　石　炭 21 Ⅲ．4　石　材 22 Ⅲ．5　地下水 22 文　　献 24 Abstract 1 1 1：50,000 地質図幅 説 明 書 （昭和3 8 年稿） 志　布　志 （鹿児島―第96 号） この図幅は，昭和36年度に太田および木野両名が下記の分担区域を，それぞ れ下記の日数の間路査し完成したものである。 太田良平　火山岩類および花崗岩 25日間 木野義人　日南層群 15日間 現地踏査に当り，鹿児島県庁企画調査室・志布志町役場，および大崎町役場か ら諸便宜が供与された。 Ⅰ．地　　　形 Ⅰ．1　概　　説 この図幅地域は，地形的に次の3地域に分けることができる。すなわち， 1 ）　主として日南層群および花崗岩からなる山地および丘陵 2 ）　いわゆるシラス台地 3 ）　砂丘および平野 Ⅰ．2　山地および丘陵 県境地帯の山地県境地帯の山地 県境地帯の山地 県境地帯の山地県境地帯の山地 志布志町と串間市とにまたがる山地は日南層群からなり，多数の侵ぬ谷によって分 2 かさ ぎ 断されているが，なお笠祗山の海抜444.2mを最高点とする晩壮年期の地貌を呈し， 鹿児島・宮崎両県間の交通を阻んでいる。同山地の大局的な起伏は，砂岩部と頁岩部 との差別侵ぬによって生じたとみられるが，高度分布を検討すると，海岸線から大矢 取川沿岸にかけて，高度40～60m付近と100～140m付近とにそれぞそ平坦面ないし 緩斜面が復元され，高度40m以下，60～100m，100m以上にはそれぞれ急斜面が認 められる。これらのう