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環 境 負 荷 と 物 質 循 環 － モ ニ タ リ ン グ ・ モ デ リ ン グ 1 波 多 野 隆 介 （北 海 道 大 学 北 方 生 物 圏 フ ィ ー ル ド 科 学 セ ン タ ー ・ 大 学 院 農 学 研 究 科 ） 2 岡 崎 正 規 （東 京 農 工 大 学 大 学 院 生 物 シ ス テ ム 応 用 科 学 研 究 科 ） 3 藤 井 國 博 （ 東 京 農 業 大 学 応 用 生 物 学 部 ） 4 楊 宗 興 （ 東 京 農 工 大 学 農 学 部 ）5 谷 山 一 郎 （ 農 業 環 境 技 術 研 究 所 ） 6 乗 木 新 一 郎 （ 北 海 道 大 学 大 学 院 地 球 環 境 科 学 研 究 科 7 木 村 真 人 （ 名 古 屋 大 学 大 学 院 生 命 農 学 研 究 科 ） 8 キ ー ワ ー ド ：環 境 基 準 、 物 質 循 環 、 富 栄 養 化 、 海 洋 生 態 系 、 土 壌 微 生 物 １ ． は じ め に E n v i r o n m e n t a l l o a d a n d N u t r i e n t C y c l i n g – M o n i t o r i n g a n d M o d e l i n g - R y u s u k e H a t a n o , M a s a n o r i O k a z a k i , K u n i h i r o F u j i i , M u n e o k i Y o h , I c h i r o T a n i y a m a , S h i n - i c h i r o N o r i k i , M a k o t o K i m u r a 1 本 稿 は 、 日 本 土 壌 肥 料 学 会 2 0 0 1 年 度 高 知 大 会 シ ン ポ ジ ウ ム 報 告 で あ る 。 2 〒 0 6 0 - 8 5 8 9 札 幌 市 北 区 北 9 西 9 3 〒 1 8 4 - 8 5 8 8 小 金 井 市 中 町 2 - 2 4 - 1 6 4 〒 1 5 6 - 8 5 0 2 世 田 谷 区 桜 丘 1 - 1 - 1 5 〒 1 8 3 - 8 5 0 9 府 中 市 幸 町 6 〒 3 0 5 - 0 0 4 4 つ く ば 市 観 音 台 3 - 1 - 3 7 〒 0 6 0 - 0 8 1 0 札 幌 市 北 区 北 1 0 条 西 5 丁 目 8 〒 4 6 4 - 8 6 0 1 名 古 屋 市 千 種 区 不 老 町 日 本 土 壌 肥 料 学 雑 誌 第 7 2 巻 第 号 ～ ( 2 0 0 1 ) 0 化 学 肥 料 使 用 量 が 著 し く 増 加 し た こ の 4 0 年 間 、農 業 を 巡 る 環 境 問 題 と く に 栄 養 塩 類 の 流 出 に よ る 水 汚 染 の 問 題 が 著 し く 顕 在 化 し て い る 。 F A O の 統 計 1 ) に よ れ ば 、 1 9 6 6 年 の 世 界 の 窒 素 施 与 量 は 2 2 1 8 万 ト ン で あ っ た 。作 物 に よ る 窒 素 吸 収 量 は 2 8 3 7 万 ト ン と 窒 素 施 与 量 よ り 約 6 0 0 万 ト ン 多 か っ た 。 国 別 に み れ ば 化 学 肥 料 施 与 量 が 作 物 吸 収 量 よ り 多 い 欧 州 各 国 、 日 本 、 韓 国 、 北 朝 鮮 な ど も 存 在 し て