中学校第1学年3组学校保健授业案.PDF

中学校第１学年３組 学校保健 授業案 平 成 ２３年１１月１５日 場 所 多目的室 授業者Ｔ１ 千々岩 峰 子（養護教諭） Ｔ２ 野 田 義 勝（保健体育教諭） GT 佐賀大学学生 【提 案】 ： 体育実技と保健学習のための養護教諭と保健体育教諭がチームを組む協働授業 【キーワード】 体育実技（フォークダンス） １ 単元名 「人とのかかわり」 －フォークダンスを通して－ ２ 単元を貫く問い 『かかわり』とは何？ ３ 目標 (1) 目標 ① 中学生期の知的機能や情意機能，社会性の発達の変化を理解するとともに，心身の調和と心の健 康について考えさせる。 ② 体育科（フォークダンス）を通して、異性や同性との「かかわり」の中の「間」について考えさせる。 (2) 評価規準 ［保健］ イ よりよい人間関係づくりのためにフォークダンスを通して男女のかかわりを理解することができる。 【知識・理解】 ア 人とのかかわりを充実させるために、自分の生活行動を振り返り，今後の自分のQOLを高めようとして いる。 【関心・意欲・態度】 ウ 中学生期の知的機能や情意機能、社会性の関係についての考え方を参考に自分の健康観を考え ることができる。 【思考・判断】 ［分析・判断・行動する］ ［体育実技］ イ 体育科（フォークダンス）を通して、異性や同性との「かかわり」の中の「間」について考えさせる 【知識・理解】 ４ 生徒の実態 中学生のころ（思春期）は, 「第二の誕生」とも言われ二度目の発育急進期である。二次性徴が現れたり， 急激な身体の成長が生じたりする。本学級の生徒は，入学当初は比較的男女間は仲が良く，ペア学習などス ムーズであった。しかし，１学期後半になり保健学習を進めるにあたっては各班でテーマを割り当てる時など に「性機能の成熟」や「性とどう向き合うか」等の「性」の文字に少なからず抵抗があり，友達同士で顔を見合っ たりするなどの行為も見られた。他に学校生活では，思春期の成長の差からくる友達間のつきあい方，摩擦， 喜怒哀楽の揺れ，勉強と部活動の両立の不安，異性愛の表現の仕方の戸惑い，家族（母親）との意見の相違 からくる悩みなどもあるようである。前時のフォークダンス後のアンケートでは，手を握ったり近づくのは恥ずか しいが約９２％，手汗が気になる７．５％，外国で踊るもの７．５％等であった。実際，指と指を重ねているだけ や体と体が離れ離れで踊っていて，ダンスとしてはぎこちない様子であった。このような思春期の子どもが示す 様々な状況は，生徒が自ら立ち上がって歩こうとする揺れ，つまずき，もつれの現であると見ることができる。 ５ 内容 本単元では，知的機能・情意機能・社会性の発達は，学習や経験などにより発達していくことを考えさせた い。１学期，体育科では「体つくり運動：体と心への気づき・体と心の調整・仲間との交流」を学習している。「仲 間との交流」の発展的な学びとして体育科の「フォークダンス」と繋ぎ，保健学習の「人とのかかわり」を協働的 に取り扱う。 ６ 方法 (1) 対話やコミュニケーション ① 「フォークダンス」では，パートナーとの組み方（ポジション）・間の取り方・協力するリール，「人とのかか わ