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職場人としての安全ルール まえがき 私たちにとって幸福とは一体何なのでしょうか。 健康な身体、健全な心、仕事、趣味、スポーツ、　、　、　、立派な社会人、、。 どれも平凡な言葉であるが、人間らしく生きるということが私たちにとって、また私たちの家族にとっても、なにより幸福なことではないでしょうか。 皆さんは、こんな人生を企業という働く職場－会社という仕事の場を通して自分で築いていくのです。また企業?会社にとっても社会の幸福を求めていくことが生きる道なのです。したがって、企業?会社の発展がなければ社会人の進歩、発展も、そこで働く従業員の幸福も望めません。そして、企業の担い手があなた方一人一人なのです。 私たちは、「社会に役に立つ良質な製品の生産」をモットーにしています。そのためにも、私たちは一人一人が、その担い手であることを自覚し、「少しでもよい仕事」をすることが必要です。 さて、それでは「よい仕事」とはどのようにしてできるのでしょうか。皆さんが働く職場には多くの先輩がいます。これらの先輩は過去いろいろな経験を重ねながら「正しい作業のやり方」や「製油所のルール」を作ってきました。この先輩の尊い経験を生かした職場のルールを早く覚え、正しい作業のやり方を身につけることです。 「正しい作業のやり方」とは、「安全に」、「正確に」、「早く」、「楽に」仕事ができる方法です。仕事をすることによって「怪我」をしたり、「病気」になったりしたのでは何にもなりません。それは人間を不幸にするからです。 私たちは、このような不幸を招かないためにどうしたらよいかを考えながら「仲間を怪我から守ってやれるのは自分しかいないんだ」という気持ちをもって、いろいろな設備対策は基より、各種の安全運動を展開して、安全な職場、働きやすい職場環境づくりに取り組んできました。 これから、皆さんと一緒に「不幸な仲間を絶対に出さない、安全で快適な職場にする」ためにはどうしたらいいのかを考え、一つ一つ確実に実施していこうではありませんか。 職場での服装 安全の確保では、日常生活は勿論のこと、特に職場で仕事に携わるときは、まず第一に服装が重要となります。なぜなら、過去において乱れた服装により怪我をしている例が多く見られるからです。 安全で正しい服装とは 現場に出るときには必ずヘルメットをかぶり、手袋をする。 定められた作業衣を着用する。 作業衣は清潔に保つ。（ほころびがない、汚れていない、ボタンがとれていない） 腰手拭い、首巻き等は身につけて作業しない。 靴は定められた安全靴を履き、靴紐はしっかり結ぶ。 上衣には指定された箇所に名札をつけ、ポケットには不要なものを入れない。 ２．整理?整頓と安全作業 「整理?整頓は職場の母であり、私たちの安全を守ってくれる一番大切なこと」であることを考えましょう。 また、仕事は「整理?整頓で始まって整理?整頓で終わる」と言われるほど、安全の一番の基本です。 整理?整頓は「乱雑になったところを綺麗にする」ことではなく、「乱雑にならないようにする」ことであり、それには日頃から次のことを毎日の習慣として心掛けてください。 不要なものは職場に置かない。 使ったものは元のところへ返す。 必要なものは作業の順序に並べ、取りやすくする。 出入口、避難口には邪魔になるものを一切置かない。 材料や道具は倒れたり転んだりしないように注意して置く。 ３．通行と安全標識 交通災害は製油所や現場などの作業通路上でも起こりえます。未然に防止するには、お互いが通行のルールを守ることと、通路を常に整理、管理しておくことが必要です。 通路は、人の通行や物の運搬に使用するところで物を置くところではない。適切な配置と管理があれば物の流れが良くなるばかりでなく、通行する人の転倒、踏み抜き、転落等の災害や車両事故の防止にも役立ちます。日頃から次のことに注意して通行してください。 曲がり角や、出入口では特に気をつけて歩く。 職場内や通路は緊急時以外走らない。 必ず安全な通路を歩行する。 足下に注意し、通路の障害物は片づけて通る。 運転免許証の無い者は運転しない。 ４．保護具の着用 保護具は危険から身を守るものです。決められた保護具は絶対に省略してはいけません。ほんのちょっとの間だからと、保護具をつけないときに限って事故は起きるものです。 なお、保護具を使用するときは必ず先輩の指示を受けて「適切な保護具を使う」ようにして下さい。 ヘルメット あご紐はきっちり締めて、水平にかぶって下さい。事故の時にヘルメットが脱げて、頭部に重大な障害を受けます。 防じんマスク 粉じんを発生する作業をするときは防じんマスクを着用して呼吸器官を保護します。 保護めがね（ゴーグル） アセチレン溶接等の有害光線業務及び粉じん