波动方程式を用いて波纹を表现 - mukaiyama lab 迎山研究室.ppt

波動方程式を用いた　ジェネレイティヴ?アート 迎山研究室所属　 前田　将来 背景 科学の複雑な組み合わせで自然現象を理解 コンピュータ技術の発展 作品について 自然現象を表す微分方程式の数値解をジェネレイティヴ?アートで視覚化 目的 自然現象を数式で表現できることを伝える 複雑系科学に少しでも興味を抱かせる 対象とした自然現象 水：身近な存在であり、様々な動きがある →　波紋：誰もが目にしたことがあり、 　　　 発生させることができる →　波動方程式を用いて波紋を表現 波動方程式 二次元波動方程式 アルゴリズム (1/3) ２つの配列を用意、大きさはLEDの数 配列：Array1, Array2 配列に波の高さの情報を格納 Array2　→　Array1　→　Array2 アルゴリズム (2/3) 波の高さを求める方法 Array1における任意の位置(x, y)の近傍を計算 →波紋が滑らか（Smoothed)に広がる Smoothed[x, y] = (Array1[x+1, y] + Array1[x-1, y] + Array1[x, y+1] + Array1[x, y-1]) / 4 波の高さ Array2[x, y] = 2*Smoothed[x, y] – Array2[x, y] アルゴリズム (3/3) 波紋を消沈させるために定数(damping)を与える Array2[x, y] = Array2[x, y] * damping まとめ begin loop { //波の計算 Array2[x, y] = (Array1[x+1, y] + Array1[x-1, y] + Array1[x, y+1] + Array1[x, y-1]) / 2 – Array2[x, y]); //波紋の消沈 Array2[x, y] = Array2[x, y] * damping; }end loop //配列の入れ替え Array2 = Array1; Array1 = Array2; アンケート結果 半数以上の方が複雑系科学に興味を持った 操作方法を予感させることはできなかった 光の上に手をかざす 眺めるだけで、触れない タッチパネルと思われる 違和感を感じさせた 傾けると波紋が結びつかない コードが邪魔で満足に動かせられない 今後の展望 作品の改善 アルゴリズム改良 →　傾けた方向に雫が滑る 無線化 　→　恐怖感をなくす、コンパクト化 学外展示 一般の方の声 参考文献 2D Water URL:/hugo.elias/graphics/x_water.htm →　アルゴリズム みその計算物理学 URL:http://www.geocities.jp/supermisosan/index.html →　波動方程式の数値解の求め方 システム 加速度センサ インタラクションを実現 重力加速度 傾斜の検出 Gainer PCでの処理をLEDへ反映 PC側のプログラミングのみで設計可能 プロトタイピングに適している 関連研究 フラクタル?アート フラクタルを対象としたジェネレイティヴ?アート フラクタルは自然界をデザイン シダ リアス式海岸 複雑系科学への興味 * * 数値計算の結果 可視化 ジェネレイティヴ?アート ※アルゴリズムや数式によって自動で創り出される芸術作品 c は波の速度。 　テイラー展開した近似式を用いて、この方程式を数値的に解く（計算過程省略） ここで、z(0, i, j) は初期条件として最初に各値を設定でき、また、　　　 初期条件として初めは波は動いていないという条件より、 z(1, i, j) = z(-1, i, j) これを用いることで、数値解は次のようになる t = 0 t = 1 t = -1 初期条件 z(1, i, j) = z(-1, i, j) より 古 今 新 煌　～光と水の協演～ ご清聴ありがとうございました。 *