第11章3阶直圧给水.PDF

第１１章 ３階直圧給水 第１１章 ３階直圧給水 １ 用語の定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-1 ２ 事前協議・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-1 ３ 承認の条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-1 参考資料 ３階直圧給水の条件表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-2 ３階建て建物への直結直圧給水に関する協議書・・・・・・・・・・・・・・11-3 １戸建建物の計算例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-4 共同建物（９戸）の計算例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-8 共同建物（１８戸）の計算例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11-12 共同建物（ワンルームマンション１２戸）の計算例・・・・・・・・・・・・11-16 共同建物（ワンルームマンション２４戸）の計算例・・・・・・・・・・・・11-20 第１１章 ３階直圧給水 １ 用語の定義 (1) １戸建建物とは，１建築物を１専用給水装置（１個の市メーター）で給水するもの をいう。 (2) 共同建物とは，１建築物を複数の専用給水装置（複数の市メーター）で給水するも のをいう。 ２ 事前協議 ３階直圧給水の申し込みをしようとする者は，申し込みの1 ヶ月前までに次に掲げ る書類を添えて３階建て建物への直接給水に関する協議書（別記様式）を上水道課 に提出し，協議しなければならない。 ３ 承認の条件 (1) 3 階給水栓の高さは，分岐位置道路面から８．５ｍ以内とする。 (2) 給水管引込口径５０ｍｍ以下で給水可能なものとする (3) 1戸建建物は，市メーター口径１３ｍｍ～５０ｍｍとする (4) 共同建物は，市メーター口径２０ｍｍとし，１８戸以内とする。また，特に使用水 量が少ないと認められる建物は，市メーター口径１３ｍｍとし，２４戸以内とする。 ただし，この場合は２階，３階は住宅に限るものとする。 (5) 年間最小動水圧０．２MPa 以上を将来にわたって確保できると見込まれる配水管か ら分岐するものとする。 (6) 配水管の設計水圧は０．２MP ａとする。ただし，年間最小動水圧０．２５ＭＰa 以 上を将来にわたって確保できると見込まれる配水管から分岐する場合は，配水管の設 計水圧を０．２５MPa とすることができる。 (7) ３階での給水器具の設置条件 ア 年間最小動水圧０．２５MP ａ未満で給水する場合は，瞬間湯沸器等の特に水圧が 必要な器具の設置はできない。 イ 3 階屋上に取付ける器具等への直接給水はできない。ただし，天日利用温水タンク 等の常時入水を要しないものについてのみ許可することができる。 (8) 水洗便所には，フラッシュバルブの使用はできない。 (9) 水理計算について ア 3 階直結給水の設計は，給水装置全体の水理計算により給水の安全を確保しなけれ ばならない。 イ 水理計算は，直結式給水水理計算のとおり，給水装置の末端から行って各分岐点 での所要水頭を求め，最終的にその装置の配水管からの分岐箇所で所要水頭が規定 の動水圧以下にならなければならない。また給水 管の摩擦損失水頭の計算はウエストン公式により算出する。 (10) その他の条件 ア 3 階給水管の最上部には，空気弁を設置するものとする。 イ 用途，規模及び構造が同一とみられる共同建物における3 階への給水管は，市メ ーター口径２０ｍｍ以下に限り１口径増径することができる。 ウ 計算表中のＡの立ち上り高さ（1.2ｍ）は，給水管管末の給水用具の立ち上り高さ を示す。 エ 圧力の必要な特殊器具が，３階である場合は残圧を０．０５MPa 以上考慮する。 オ 受水槽と３階直結給水との併用はできない。 カ