日田市立静修小学校-kyouiku.oita.PDFVIP

日田市立静修小学校 自分の思いや考えを表出できるための体験学習のあり方 ～森林を中心とした環境に関わる学習を通して～ １ 取組の概要 本校は、年度当初の職員会議において、年間を通した森林環境学習及び森林環境保全活動に取り 組み、身近な森の樹木に興味・関心を持つとともに、森林環境が生活にもたらす影響について調査 ・探求し、森林環境保全について考えようとする子どもを育てていこうと共通理解を図った。 ２ 主な取組の経過 回数・月日 実 施 内 容 具 体 的 な 活 動 内 容 １ 回 ○森林に関する学習会 静修丸山の森の散策を行う前に、講師を招い ５／ ８（木）・対象 ３年生以上４７名 て、森林と人とのつながりや森林の大切さにつ ・講師 １名 いての講演会を行った。話を聞いた子どもたち は、丸山の森に対する興味関心が高まり、早く 森に行って散策したいという意欲を持った。 ２ 回 ○静修丸山の森観察（春） 森を散策しながら樹木の名前の由来を聞いた ５／３０（金）・対象 ３年生以上４７名 り、動物の足跡を観察しながら何の足跡かを教 ・講師 ３名 えてもらったりして、子どもたちの森の動植物 に対する興味・関心は、さらに高まってきた。 ３ 回 ○第１回校内研究会 ３年生は、丸山の森を観察して気づいたこと ６／２６（木）・３年生（指導主事招聘） や森の楽しみ方を下級生に伝えるため、より伝 ・丸山の森を知ろう わりやすい発表の仕方について話し合った。後 日、低学年に丸山の森の秘密を伝えた。 ４ 回 ○静修丸山の森観察（夏） 子どもたちはすぐに昆虫を見つけ、その名前 ７／１７（木）・対象 ３年生以上４７名 や生き方などを質問していた。また、蛍の光り ・講師 ３名 方が西日本と東日本で違うという説明を聞き、 昆虫に対する関心が高まってきた。 ５ 回 ○第３回校内研究会 ５年生は、自分たちで丸山の森を散策した際 １０／２１（火）・５年生（県指導主事招聘）の「困り・要望・願い」をもとにし、こんな森 ・未来に残そう「丸山の森」にしたいというアイデアを考え、出し合った。 その中で、自然をできるだけ壊さないですむア イデアを考えなければならないことに気づいた。 ６ 回 ○全校社会見学 丸山の森が蓄えている水の行方を追って、全 １０／３０（木）・対象 全校児童７０名 校で筑後川までたどっていった。 ・場所 くるめウス くるめウスでは、水質調査等を行った。思っ 青少年科学館 たほどは水が汚れてなく、子どもたちは驚くと 同時に、上流に住む自分たちが川を汚さないよ うにしていかなければならないと実感した。 ７ 回 ○静修丸山の森観察（秋） 今回は、ドングリやチャンチンモドキの実、 １１／１９（水）・対象 ３年生以上４７名