国语科学习指导案-hiroshima.PDF

国語科学習指導案 三次市立八次小学校 教諭 髙淵 直哉 １ 日 時 平成24年７月４日（水）第３校時 ２ 学 年 第４学年Ｂ組 男子10名 女子11名 計21名 ３ 単元名 本は友達～おすすめの本をポスターで紹介しよう～ ４ 単元について （１）単元観 本単元は，小学校学習指導要領の国語「Ｃ 読むこと」の「カ 目的に応じて，いろいろな本 や文章を選んで読むこと。」をねらいとし，言語活動例「エ 紹介したい本を取り上げて説明する こと。」具体的には，「友達に紹介したい本をポスターにまとめて紹介する」という活動を通して 指導するものである。児童に，これまでの読書生活を振り返らせるとともに，新たな本と出会わ せることにより，読書への興味をより高められると考える。また，友達が読みたくなるようなポ スターの書き方を工夫する活動を通して，必要な情報や内容を整理し，まとめる力を育むことが できる。 さらに，作成したポスターをもとに，友達と語り合う中で，自分の思いや考えを友だちに伝え る喜びを味わわせたり，よさを見つけたりすることで，キャリア教育の視点「人間関係形成能力」 を育成するのにふさわしい単元である。 （２）児童観 本学級の児童は，朝の読書タイムに集中して取り組むことができる。また，宿題として出され た音読については，しっかり取り組むことができる児童が多い。 生活アンケートの結果からも，「本を読むのが好き」と約７割の児童が答えており，雨の日や休 憩時間等を活用して，読書に励む姿が見られる。しかし，読んでいる本の内容には偏りが見られ， マンガ形式や低学年向けの本を選んで読む児童も多い。また，「この１か月間の間に何冊ぐらいの 本を読みましたか。」の問いに，「全く読んでいない」と答えた児童が約２割おり，進んで読書を する習慣が身に付いていない児童もいる。 （３）指導観 指導に当たっては，まず，児童に相手意識や目的意識を明確にもたせ，ポスターを作って，お すすめの本を紹介することへの意欲をもたせる。そして，この学習活動を通して，読書への関心 を高められるよう，学級における児童の読書生活を整えていきたい。また，本をほとんど読まな い児童については，前単元までに学習した作者の他の作品に目を向けさせたり，短編の作品を紹 介したりするなど，読むことへの関心が少しずつ高まるように，個別に指導していく。 さらに，キャリア教育の視点を取り入れ，キャリア教育を通して育成したい基礎的・汎用的能 力の１つ「人間関係形成能力・社会形成能力」を高めるための活動として，グループによる話合 い活動を取り入れていく。例えば，ポスターの内容を修正したり，よりよい表現方法を工夫する 場面において，自分の考えを伝えたり，友達からのアドバイスを聞いたりする中で，お互いに伝 え合い，学び合うよさに気付かせていきたい。 ５ 単元の目標 ○いろいろな本に出会い，自分の読書の世界を広げようとする。 （関心・意欲・態度） ◎本や文章を目的に応じた読み方で読むことができる。 （読むこと） ○言葉には，考えたことや思ったことを表す働きがあることに気付くことができる。 （伝国） ◆グループトーク等の話合い活動を通して，自分の考えを相手に伝えたり，相手の意見を聞いたり して，自らの考えを深めることができる。 （人間関係形成・社会形成能力） ６ 評価規準 国語への関心・意欲・態度 読む能力 言語についての知識・理解・技能 ・目的による読み物や読み方の ・目的に応じて，いろいろな ・文種による言葉や表現の違い，内 違いに興味を持ち，自分の読 本や文章を選んで読んで 容や感想を表す言葉の働きにつ