5年2组理科学习指导案平成23年1月18日（火）6限.PDFVIP

５年２組 理科学習指導案 平成２３年１月１８日 （火）６限 指導者 酒井 裕之 場 所 第一理科室 研究主題 主体的に考え、伝え合う子をめざして －全員参加でよりよい考えをつくる伝え合い活動の充実－ １．単元名 もののとけかた ２．目標 ・ものが水に溶ける現象に興味を持ち、水の量や温度による溶け方の違いを伝え合いながら調べよう とする。 （関心・意欲・態度） ・ものが水に溶けるときの規則性についての見方や考え方をもつことができ、見通しをもって追究す ることができる。 （科学的な思考） ・計量器具や加熱器具を正しく使って、ものを水に溶かす実験を定量的に行い、結果をグラフや表に まとめることができる。 （観察 ・実験の技能 ・表現） ・ものが水に溶ける量には限度があり、それは水の量や温度、溶けるものによって違うこと。また、 この性質を利用して、溶けているものを取り出すことができること。さらに、ものが水に溶けても 水とものを合わせた重さは変わらないことが分かる。 （自然事象についての知識 ・理解） ３．単元について （１）教材について 日常、児童は砂糖、インスタントコーヒー、入浴剤等を水や湯に溶かす生活経験をもっている。ま た、ものをよく溶かすには、水の量を増やす、水の温度を上げる、ものを細かくする、よくかき混ぜ るということを知っている子も多い。しかし、「溶ける」という状態を、単にものと水が混じった状 態と捉えたり、氷や鉄がとけることと同一視したりしている児童も多いと予想される。本単元では， ものが水に溶ける様子について捉え、水溶液中のものの重さや水温と溶けるものの量について調べる 活動を通し、ものの重さが保存することや溶ける量には限度があることを捉えさせる。そしてこの性 質を利用して、溶けているものを取り出すことができることを理解させる。また、いくつかのものの 溶け方を調べ、ものには固有の性質があることに気づかせる。 これらの活動を通して、ものが水に溶けるときの規則性についての見方や考え方を持つようにする とともに、ものが水に溶ける現象に興味・関心をもち、それらの規則性を計画的に追究する能力を育 てることがねらいである。 （２）指導について 子ども達が興味・関心をもって意欲的に学習に取り組むために素材の提示を工夫するとともに、見 通しをもって学習が進められるような単元構成にしたい。 そのために、まず単元の導入で食塩とホウ酸のシュリーレン現象による溶解の様子を詳しく観察さ せることにより、「自らの課題」を持たせたい。そして、児童から出た課題を児童の思考の流れを大切 にしながら、子ども自身が実験の目的を理解し、計画的に追究活動を進めるような単元構成を考えた い。そのためには、教師が予定した単元構成の順序を変えて学習を展開することも想定しておく。 また、実験の予想や結果の考察を伝え合う場面を 「聞く・話す」力をつける機会としたい。そのた めに、予想の段階で意見が対立するように教師が意図的に 『出て』話し合うきっかけを作りたい。ま た、自分の思いを他に効果的に伝えあう方法として、結果をただ言葉だけで言うのではなく、表やグ ラフに表すことで視覚的に伝えることの大切さを指導したい。この実験結果を表やグラフに表すこと は金沢スタンダードの重点項目にもなっている。さらに、結果に差が出た場合は、実験の未熟さを指 摘し合うのではなく、どうしてそういう結果になったのかを全体で考えることで実験の技能を高めた い。 ４．学習計画 （総時数 １５時間） 次 目 標 学