伝統医療的精神.pptxVIP

第5回伝統医学会講演伝統医療の精神とは何か　『黄帝内経』に学ぶ　宇宙のリズムで生きる生き方！　;;『黄帝内経』とは;;;;;『黄帝内経』は養生書という解釈は、いつから？;『黄帝内経』18 万字中、「養生」の字はいくつか？;『内経』が書かれた時代に、養生の概念はあったのか？なかったのか？;しかし『内経』は養生術をたくさん述べている;　「余聞く、『上古の人、春秋皆百歳を度（こ）えて、しかも動作衰えず。今時の人、年半百にして動作皆衰うる者は、時世異なるか、人将（は）たこれを失っするか』と。岐伯対えて曰く、『上古の人、其の道を知る者は、陰陽に法り、術數に和し、食飮に節有り、起居に常有り、妄りに労を作（な）さず。故に能く形と神と倶にして、盡（ことごとく）其の天年を終え、百歳を度えて乃ち去る。今時の人は然らざるなり。酒を以て漿となし、妄を以て常となし、酔いて以て房に入り、欲を以て其の精を竭（つ）くし、以て其の真を耗散す。滿を持するを知らず。時ならずして神を御し、務めて其の心を快にし．生楽（＝人生本来の楽しみ）に逆らい、起居に節無く．故に半百にして衰うるなり』と」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;『素問』上古天真論;『素問』上古天真論;『素問』上古天真論;『素問』陰陽応象大論;『素問』四気調神大論;『霊枢』順気一日分為四時;養生について書いてあれば養生書か？;養生の技法は切りがない;しかし、技術の背景には、それを生み出した思想、文化が存在している↓;『内経』の養生は天地と共に生きる生き方;人は宇宙の子である;「人の天道に合するや、内に五蔵有り、以って五音、五色、五時、五味、五位に応ずるなり。外に六府有り、以って六律に応じ、六律は陰陽諸経を建てて之を十二月、十二辰、十二節、十二経水、十二時、十二経脉に合する者なり。此れ五蔵六府の天道に応ずるゆえんなり。」(『霊枢』経別） 「天は六六の節を以ってし、以って一歳を成し，人は九九を以って制会し、計（かぞ）うるに人また三百六十五節有りて、以って天地をなして、久し」（『素問』六節蔵象論） 「ゆえに天を陽となし、地を陰となし、腰以上を天となし、腰以下を地となす」（『霊枢』経水） ;「清陽は天に上り、濁陰は地に帰す。是れ故に天地の動静、神明之を綱紀と為す。故に能く以て生長収蔵し、終わりて復び始まる。惟（ただ）、賢人は上は天に配して以て頭を養い、下は地に象（かたどり）りて以て足を養い、中は人事に傍（なら）いて以て五蔵を養う」（『素問』陰陽応象大論） ;「故に清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、天気は下りて雨と為る。雨は地気より出で、雲は天気より出づ。故に清陽は上竅より出で、濁陰は下竅より出づ。清陽は腠理に発し、濁陰は五蔵に走る。清陽は四支を実し、濁陰は六府に帰す」（『素問』陰陽応象大論） ;『黄帝内経』は全書で宇宙を語っている;中国知識人の養生術への傾き;西洋でも古代?中世は宇宙論医学だった;マクロコスモスとミクロコスモス;古代ギリシャの宇宙論的４体液説;;4体液説の宇宙連関;中世キリスト教も古代医学を取り入れた;ヒルデガルトの宇宙論的医;ヒルデガルト??幻視;;体液説とキリスト教の調和;宇宙のリズムと共に生き、死ぬ;おわりに;おわりに;付録?ヨーロッパ中世の占星術瀉血図