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第３回聖徳太子と飛鳥文化 仏教伝来後、その受容をめぐって争い →蘇我氏ＶＳ物部氏 用明天皇初めて仏教への帰依を表明 →対立さらに悪化 用明天皇死後、蘇我氏と物部氏戦い物部氏滅びる(５８７年) 崇峻天皇暗殺を経て、初の女帝推古天皇即位(５９２年) 厩戸王は用明天皇の皇子 推古天皇即位後、その摂政となる。 仏教を厚く信仰(三宝興隆の詔) 遣隋使を派遣 →この時の留学生が後に大化の改新で活躍 冠位１２階や憲法一七条を制定 法隆寺を創建 聖徳太子は後世の名なので今は厩戸王と呼ぶ 蘇我馬子は厩戸王と共に物部氏を滅ぼす ただその後の関係はあまり良くなかった 厩戸王没後、蘇我馬子の孫の蘇我入鹿は厩戸王の息子山背大兄王とその一族を滅ぼす。(６４３年) その２年後には大化の改新で蘇我氏滅ぶ 蘇我馬子が創建(６世紀末) 本尊の釈迦如来像は現存する日本最古の仏像 厩戸王が６０７年に創建 日本書紀によれば６７０年に一度消失、その後再建 現在は西院(写真)と東院に分かれており、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築 様々なところに西アジアやインド、ギリシャとの共通点が見られる →シルクロード 法隆寺西院伽藍回廊 パルテノン神殿 法隆寺獅子狩文錦 ササン朝ペルシャの銀皿 法隆寺金堂(こんどう) 飛鳥時代の彫刻には北魏様式と百済?南朝様式の２つがある。 北魏様式→アルカイックスマイル(ギリシャの影響)、杏仁形の目、仰月型の唇 百済?南朝様式→柔和な顔の表現、全体に丸みがあって写実的 現存する日本最古の仏像。 補修部分が多い ６２３年、厩戸王の冥福を祈って一族?家臣が発願し制作。 法隆寺夢殿の本尊 厩戸王の等身大像と言われる 明治時代まで秘仏とされ非公開 岡倉天心とフェノロサによって「発見」 金箔が多く残る クスノキの一木造 百済観音と言うが日本製と思われる。 クスノキの木像 中宮寺では如意輪観音菩薩 秦河勝が厩戸王から朝鮮伝来の仏像を与えられ広隆寺を創建という伝承があり、それとの関係が注目される。