情报分野のおける数学の活用.pptVIP

* 第１回　グラフ理論きそ グラフは頂点（または節点，点）と辺からなる図　　　「つながり方」に着目して抽象化された「点とそれをむすぶ線」の概念がグラフであり，グラフが持つ様々な性質を探求するのがグラフ理論である．(Wikiより) 頂点は，○または，●で表される． 辺はー（線分）または→（矢印）で表される． 辺が－の場合，この辺を無向辺という．また元のグラフを無向グラフという． 辺が→の場合，この辺を有向辺という．また元のグラフを有向グラフという． グラフの例 １ 4 3 2 5 5個の頂点と6本の辺からなるグラフ 次数：３ 次数：２ 次数：２ 次数：４ 次数：１ v 1 v 2 v 3 v 4 v 5 無向グラフの例 頂点集合｛v1,v2,v3,v4,v5｝ 辺集合 ｛ (v1,v2),(v1,v5),(v3,v2), (v3,v4),(v4,v2),(v5,v4) ｝ 有向グラフの例 出次数２ 出次数１ 出次数１ 出次数２ 入次数１ 入次数２ 入次数３ 無向グラフ v.s. 有向グラフ 無向グラフ　　 頂点間の関係に方向性を伴わないグラフ 学術的なモデルの殆ど（対称律の利用） ネットなどのコンピュータ通信 有向グラフ　 頂点間に方向性の関係のあるグラフ 「一方通行」など道路網 スケジューリング 無線通信など 無向グラフ v.s. 有向グラフ　その２ 方向性のある有向グラフを使えば，双方向の無向グラフの問題も扱える． 慣例上， 辺（あるいはリンク）＝無向辺 枝＝有向枝， と扱う場合が多い． 頂点に関する頻出用語 辺が結び付けている頂点のことを，端点，という．辺を表現する図にて，辺の両端に描かれている頂点のこと． 次数（無向グラフ） 入次数，出次数（有向グラフ） 中心点　　 評価される尺度が最小である頂点のこと．通常，他の頂点への距離の最大値を尺度として評価されることが多い． 無向グラフ上の各頂点に接続する辺の本数をその頂点の次数という. v 1 v 2 v 3 v 4 v 5 ２ ２ ２ ３ ３ 出次数?入次数へ 辺に関する頻出用語 辺(枝)に関するもの 　自己ループ　両端点が同一の頂点を持つ辺のこと．自己閉路ともいう． 頂点間の辺が複数本存在するグラフを，多重グラフ，またはマルチグラフともいう． 出発点は「walk」である． 「walk(歩道)」とは，頂点v と辺e の交互系列であり v0, e1, v1, e2, v2, e3 ,..., ek, vk 辺eiは（vi-1,vi）または(vi,vi-1)であること．このとき，このwalkの長さはkである，という． ｖ０ ｖ１ ｖ２ ｖｋ 奇妙であるが，これもwalkである． 路と道は異なる！ 路：単純なwalk 同一の枝を2本以上含まないwalkを単純なwalk，または路（みち）という． 初等的な道 同一の頂点を２個以上含まないwalkを初等的なwalk,または道という． 両者の関係 単純ではあるが初等的でないwalkは存在するが初等的であるが，単純ではないwalkは存在しない.(論理の話で再出) 最短路の周辺その1 Walk(路，道)の長さ グラフでは，辺の本数． 重みつきグラフでは，辺の重み（長さ）の総和 最短路 定義する長さが最小の道 距離 最短路の長さ 最短距離　 距離の定義には最短性の意味が含まれているため，この定義は冗長である．距離で十分である パスは通常，同じ２頂点を通らない． v1-v8パス：v2,v4，を経由 　v2のみを経由 v2,v5,v7を経由 有向グラフ上のパス Ｖ６ Ｖ５ Ｖ７ Ｖ８ Ｖ４ Ｖ１ Ｖ３ Ｖ２ 長さ３　（辺３本） 長さ２　（辺２本） 長さ４　（辺４本） ｖ1－ｖ8最短路は　ｖ1，ｖ2，ｖ8である． 最短路の周辺その２ ? 直径　　 グラフでの頂点間の距離の最大値の中の（全ての頂点間での）最大値 半径 グラフでの頂点間の距離の最大値の中の（全ての頂点間での）最小値 有向最短路と同様に，無向最短路も扱える． 問題1-4　　まず各頂点間の距離を求める． ４ ２ ６ １ ７ ０ ３ ５ ０ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ０ － １ ２ ２ ２ １ １ １ １ １ － １ １ ２ １ ２ ２ ２ ２ １ － １ １ ２ １ ２ ３ ２ １ １ － ２ １ ２ ３ ４ ２ ２ １ ２ － ３ １ ２ ５ １ １ ２ １ ３ － ２ ２ ６ １ ２　１　２　１ ２ － １ ７ １　２　２　３　２　２ １ － 情報処理の分野では数字「０」をよく使用する（使い