中国经济与日本企业2015白皮书3(日语版).pdf

第２部 共通課題・建議 第２部 共同问题及建议 中国经济与日本企业2015年白皮书 23 第１章 貿易 2014年の中国の貿易総額は前年比3.4％増の4兆3,030 貿易・通関における具体的問題点 億ドルで、初めて4兆ドルを突破した2013年に続き、2 年連続で4兆ドルを上回り過去最高を更新した。政府目 法制度・運用の不透明性 標（7.5％前後）の達成はならなかったが、海関総署は 中国には通関拠点数が4,000近くある。これだけ多く 安定した増加であり、「合理区間（妥当なレンジ）」に の拠点があるためか、依然として各税関において税関審 あるとしている。輸出は6.1％増の2兆3,427億ドル、輸 査や法制度の解釈に違いがみられるなどの問題が発生し 入は0.4％増の1兆9,603億ドルで、輸出の伸びが輸入を ている。貿易関連制度の変更が多いこともあり、税関の 部 ２ 第 上回った結果、貿易収支は3,824億ドルの黒字となり、 窓口で十分な対応ができず、輸出入手続において混乱を 初めて3,000億ドルを超え、過去最高を更新した。 招くケースも発生している。昨年に引き続き、同一商品 が通関担当者によって異なるHS番号区分と判定され、 財務省貿易統計（円ベース）をジェトロがドル建て換 議 建 ・ 題 課 通 共 算した統計に基づくと、 日中貿易は、2009年はリーマ 関税や輸出還付税率が異なるケースも発生している。 トレーニングの強化やより詳細なマニュアルの整備など ンショックの影響を受け減少したが、その後は順調に で、全国で統一的な運用がなされるよう要望したい。 増加を続け、2011年に過去最高を記録した。しかしそ の後3年間は減少した。2014年の 日中貿易は総額3,074 また、HS番号の事前教示制度について、全国で統一的 億7,925万ドルで前年比0.8％減となった。対中輸出は に実施し、企業が活用しやすいよう制度の整備を行うこ 1,264億8,280万ドル（2.0％減）、輸入は1,809億9,646 とや、併せてHS番号の対象品目を詳細に解釈した資料を 万ドル（0.1％増）で、貿易収支は日本側の545億1,366 公開することで、企業の利便性が高まると共に、政府担 万ドルの赤字となった。 日中貿易額は3年連続の減少と 当者の負担減にも繋がると考えられる。 なったものの、中国が07年に米国を抜いて以降、日本の さらに、2014年版白書に続き、通関に伴う規制・制度 貿易相手国として1位である構図に変わりはない。 の変更を実施する場合は、十分な準備期間を確保すると 中国の統計（注1）では、12年末の在中国日系企業数 ともに、文書で事前に税関ホームページに掲載するなど は2万3,094社と2万社を超えている。日系企業は中国に 情報開示および具体的な実施方法の周知徹底を再度お願 生産拠点を設置し、中国での競争力強化と内需深耕に いしたい。また、税関による通関許可とCIQによる許可が