第3号柱切断工事免震装置取付.PDFVIP

市庁舎耐震補強工事Ｎｏ３ 市庁舎耐震補強工事は、施工手順の５（柱切断）６（免震装置取付工事）の施工に着手しました。今回は柱切断工事～免震装置取付までの施工状 況や市庁舎を使用しながら免震装置を取り付ける仕組みについて紹介します。 免震装置取付手順と実施状況 1. 外周掘削 2. 外周擁護 3. 地下１階既存 4. 免震装置取付 工事 構築工事 ｽﾗﾌﾞ解体工事 準備工事 5-1 柱切断工事（仮設柱による仮支持） 柱切断には柱が支えている建物荷重を仮受けする必要があり、建物荷重が柱鉄板巻き補 建物荷重 強・仮支持柱・ジャッキから基礎へと伝達される仕組みにより仮支持します。ジャッキを加 圧することで、建物荷重は４本の仮支持柱が支えるようになります。ジャッキ作業中は構造 仮支持柱 躯体の変位を計測し安全を確認しています。 柱鉄板巻き補強 油圧ポンプ 仮支持柱 変位計 柱鉄板巻き補強 補強ｺﾝｸﾘｰﾄ基礎 ジャッキ データ集積器 立面図 変位計 ジャッキ ジャッキ ジャッキ 既存ｺﾝｸﾘｰﾄ柱 平面図 免震装置取付手順と実施状況 5-2 柱切断工事 柱の切断には、ワイヤーソー（ダイヤモンドワイヤーを高速回転させて切断す る）を使用し柱部の下部・上部の順に切断します。柱切断後の耐震安全性を確 保するため、免震工事完了まで基礎部分と耐震補強材により固定します。 切断位置 切断片 立面図 立面図 既存柱切断・撤去後の状況 既存柱 粉塵吸引装置 鉄骨ﾌﾞﾚｰｽ 切断片 ワイヤーソー ワイ