成分献血全血献血-香川県.pdfVIP

２ 血液製剤の種類 献血された血液の流れ 成分献血 全血献血 血液中の血小板 血液中の全ての や血漿成分だけ 成分を献血する を献血する方法 方法 血小板 血 漿 ４００ ２００ 成分 成分 ｍＬ ｍＬ 献血 献血 献血 献血 血漿分画製剤用血漿 輸血用血液製剤 血小板製剤 血漿製剤 赤血球製剤 全血製剤 血小板産生低下な 外傷や外科手術な 慢性貧血、外科手 赤血球及び血漿成 どによる血小板減 どに使用 術前後の輸血など 分を同時に必要と 少症などに使用 に使用 する場合に使用 血漿分画製剤 血液凝固因子製剤 免疫グロブリン製剤 アルブミン製剤 血友病などの 感染症の予防や ネフローゼ、肝硬変、急な 治療に使用 治療に使用 出血、やけどの治療に使用 成分献血（フェレーシス） 連続血液成分分離装置を用いて、血液の中で必要とする量が多い 「血漿」や「血小板」の成分だけを採血する献血方法です。 最も回復の遅い赤血球を再び体内にお返ししますので、体への負 担が軽く、２週間の間隔で献血できます。 （参考）血液検査について 　 献血された方には、血液に関する検査サービスを行っています。ABO血液型、Ｒｈ血液型 のほか、次のとおり７項目の生化学検査、８項目の血球計数検査を行っています。 表-１３（１）　生化学検査（献血者全員） 検査項目 ※標準値（単位） 説明 肝臓に最も多く含まれる酵素です。肝細胞が破壊されると血 ＡＬＴ ① 液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎 （ＧＰＴ） や脂肪肝（肥満）などでも上昇します。激しい運動の後に一 5 ～45 ℓIU/ 過性の上昇がみられることがあります。 心臓や肝臓に多く含まれ、骨格筋、腎臓、血球にも認められ ＡＳＴ る酵素です。心筋梗塞や急性肝炎、アルコール性肝障害な 11 ～37 IU/ℓ （ＧＯＴ） どで上昇します。その他、運動後に一過性の上昇がみられる ことがあります。 肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾 患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気 γ-ＧＴＰ