女人四十11 日语剧本.doc

（恵太朗）緒方先生 僕と結婚してください （聡子）結婚してあげてもいいわよ （瑞恵）正社員ですか？ 最近 早いのね （竹内）うん まあ （奈央）私は 新庄高文の妻を やめたいと思います 閉鎖って どういうこと？ 倒産ってことじゃないですか？ 倒産！？ （患者Ａ）すぐに出ないと いけなくなるのかな （Ｂ）次の入院先が決まらないと 出ていけないじゃない （Ｃ）入院先が決まらないと どうなるんだ？ （医師Ａ）副院長 どういうことですか？ これじゃ説明になってないでしょ （川崎）静かにしてください 今回 このような状況に 陥ってしまった原因は 医療機器や設備に多額の予算を 投入したにもかかわらず それが回収不可能に なってしまったということです ひと事みたいに言いますね 誰の責任なんですか 申し訳ない ほんと申し訳ない （明日香）どうします？ ここで働けなくなったら （遥）次の病院 すぐ探さないと （田島）車買わなきゃよかったよ ローン組んだんだよな 緒方先生 やっぱり 一ヵ月後に閉鎖するんですか？ うん 残念だけど 今 説明があった みんなが不安になるのも 仕方がないけど まずは患者さんが 不安にならないように ケア よろしくお願いします はい （内線電話） （明日香）まただ はい精神科です 《（奈央）妊娠したかもしれない》 《どうしよう》 《（大橋）ちゃんと病院で調べないと 俺も一緒に ついてくから》 《ううん 一人で行ってくる》 《もし…》 《妊娠してたら どうするの？》 《わかんない》 おめでとうございます ６週目に入っています これからも 気を抜かないで頑張りましょう （洋介）ごちそうさま はい （洋介）お父さん 遅いの？ 洋介 お父さん 今 大変なの どうしたの？ 仕事で いろいろあって ちょっと帰れないかもしれない えッ… でも大丈夫だから 心配しないで うん 《（竹内）瑞恵 離婚してくれないか》 《離婚？》 《ああ》 《ヤダ 冗談やめて》 《冗談じゃない》 《どうして？》 《リストラされたんだ》 《えッ いつ？》 《３週間前》 《だって 毎日 会社行ってたじゃない》 《マンガ喫茶で時間つぶしてた》 《次の仕事が見つかったら 話すつもりだったけど》 《４０過ぎちゃ さすがに厳しい》 《今までのキャリアを生かした 仕事になんか就けそうにない》 《だからって どうして離婚なの？》 《おまえ達を養えないで 何が夫だよ》 《何が親父だよ》 （患者）病院がなくなったら 私どうしたらいいんですか？ やっと いい先生見つけたと思ったのに いい先生 紹介しますから 大丈夫です 何を不安に思っているか 全部書きますから でも 緒方先生じゃないと… 患者さん達 とても不安がってるみたいね どうしたらいいですか？ とにかく私達にできることを 一つ一つ やっていきましょう （内線電話） すいません ああ はい 緒方先生は ここが閉鎖になった後 どうするんですか？ よく患者さん達にも 聞かれるんです まだ 何も考えてない 目の前のことで手いっぱいで 考えてる余裕がない ４０になったとたん ほんと いろんなことが起こるわね 緒方先生 うん？ 実は 僕に仕事の話があるんです 岡村さん もう次 探してたの？ 違いますよ 今回の騒動の前にあった話です えッ？ 僕の夢 覚えてます？ もちろん 青空と緑に囲まれた 広々としたところで 心が傷ついた子ども達と一緒に 暮らせるような 場所をつくることでしょ？ はい もしかして そういう話があったの？ はい 《（平田）実は以前 岡村さんが お書きになった論文を拝見し》 《心に傷を持った子ども達に対する 岡村さんの姿勢に》 《大変 共感いたしました》 《今回 この施設を オープンさせるにあたり》 《ぜひ岡村さんにもスタッフとして 加わっていただきたいと思い》 《伺いました》 そうだったの 緒方先生 僕と一緒に そこで働きませんか？ えッ？ そこの施設 精神科医の先生も探してるんです ああ ただ 場所が北海道の 日高ってところなんですけど 北海道… 北海道 まさか ４０になって 知らないところに住むなんて 思ってもみなかったからさ 一から人間関係つくらないと いけないし 住み込みだから プライベートもないだろうし 父が倒れたばっかりっていうのも 気になるし 岡村さんと 一緒に行った方がいいよ 前の私だったら そんなふうに思わなかったけど 私も 行くべきだと思う 岡村さんとだったら いろんなこと乗り越えられるわよ 二人には どんなときも 一緒にいてほしい 私には できなかったけど 瑞恵 どうした？ （大橋）離婚！？ 家を出てった？ 笑っちゃうでしょ ６年後に 離婚してやるなんて言ってた私が 離婚 言い渡さ