山梨县.pptVIP

概況 山梨（県）(やまなし) 本州、中部地方に位置する内陸県（ないりく）であり、東京都、神奈川県、静岡県、長野県(ながの)、埼玉県(さいたま)と接している。旧国名の「甲斐（かい）」は山と山との狭間{はざま}を意味する「峡（かい）」が転じたものといわれ、実際に平地が少なく山がちな地形（じぎょう）である。首都圏（しゅとけん）に含まれながらも自然が豊かで、県では「環境首都?山梨」を重要施策（しさく）の一つとして推進している。 本県では古くから、中西部の富士川流域を国中{くになか}地方とよび、東部の相模{さがみ}川および多摩川（たまがわ）流域を郡内{ぐんない}地方とよんでいる。両地方はおもに1500～2000メートルの山地によって境されていて、気候や地形などの自然環境が異なっている。古くは交流も不便で、歴史や文化の点でも異なるところが多く、現在でも人々の風俗?習慣などに違いがみられる。 　  県名の由来 山梨、八代、巨摩（こま）、都留（つる）の4つの郡からなる甲斐の国は、明治4年11月、廃藩置県（はいはんちけん）で「山梨県」となりました。「やまなし」の由来は、くだもののヤマナシがたくさんとれたから、山をならして平地にした「山ならし」からきているなどたくさんの説があります。 県章県旗 周囲は富士山と武田菱（たけだびし）でうるわしい郷土（きょうど）を象徴しており、中の は、3つの人文字（ひともじ）で山梨の山を形どり、和と協力を表現しています。 優雅なぶどう色を地に用い、中の は、県民の和と協力、囲りの富士山は清廉、潔白、純粋性を表しています。曲線化した富士山は流動感を表し、県民の限りない向上を願ったものです。 県の花県の木　 フジザクラ : 4月から5月にかけて、富士の裾野（すその ）を彩ります。木はあまり大きくならず、花びらも小型で下むき加減に開きます。きびしい富士の風雪に耐えて、つつましやかに咲く花は、「和と忍耐」を表しています。 カエデ : 一般的には、葉は緑色で、秋、霜（しも）をうけて美しく紅葉します。本県の山などを美しく彩るそのさまは、「山々の男ぶり見よ甲斐の秋（虚子）」などと詠まれています。 富士山 静岡?山梨両県の境にそびえる日本第1の高山。富士火山帯にある典型的な円錐（えんすい）状成層火山（せいそうかざん）で、美しい裾野を引き、頂上には深さ220メートルほどの火口があり、火口壁上では剣ヶ峰が最も高く3776メートル。 富士山の壮大さと、頻繁に繰り返された荒々しい噴火によって、古来より人々の畏敬を集め、信仰の対象となってきました。日本の象徴であり、文化の母胎ともなってきた富士山は、世界文化遺産への登録を目指しています。 ぶどう?もも?すもも 山梨県は古くから果物の産地であり、現在でも、特に「ぶどう」、「もも」、「すもも」は日本最大の生産量を誇っています。4月のはじめには桃の花が甲府盆地をうめつくし、さながら桃源郷の趣を見せてくれます。 春から秋にかけて、甲府盆地は収穫の季節を迎えます。近年では国内はもとより、海外にも輸出され人気を博しています。また、シーズンには、広く世界中から多くの人々が山梨の果物を楽しむために山梨県を訪れています。どうぞ新鮮な産地の味をお楽しみ下さい。?? ワイン王国やまなし 山梨県のワイン産業は、明治初期に勝沼の2人の青年がフランスで学んだワイン醸造技術を地元に広めて以来着実に発展し、現在では約80社のワイナリーが国内の約4割のワインを生産する日本一のワイン王国となりました。 なかでも、本県特産の甲州種ブドウで造られた甲州ワインは近年品質の向上が著しく、シュール?リー製法（発酵後、澱と接触させて味の厚みを引き出す製法）や樽を使用したもの、新たな柑橘系の香りを特徴としたものやスパークリングワインなど、様々なタイプのワインが造られています。和食ブームの海外でも注目を集めており、世界市場へのチャレンジも始まっています。 また、国産ブドウ100％で造られたワインの品質を競う「Japan Wine Competition（国産ワインコンクール）」を、毎年本県で開催しています。 ミレーの美術館 * 山梨県 産業では甲府盆地周辺の扇状地を中心に果樹栽培（かじゅさいばい）が盛んで、とくにブドウとモモは全国第1位の生産をあげている。しかし、工業生産は全国水準よりも低く、製造業製品出荷額では全国都道府県のなかでも下位のほうに属する。 人口は1950年（昭和25）に約81万人に達するが、その後減少に転じ70年には76万人となった。以後ふたたび増加に転じ、95年（平成7）には88万1996人となっている。人口が減少した時期は戦後の経済復興と高度成長期にあたり、近代工業の発達が遅れ