デザインパターンを利用した, System Evolution のパターン化PPT课件.docVIP

デザインパターンを利用した、System Evolutionのパターン化 中嶋 正太郎? 海谷 治彦? 海尻 賢二? 信州大学工学部 〒380-8553長野市若里4-17-1 E-mail: ?cnakaji@softeng-mail.cs.shinshu-u.ac.jp, ?{kaiya, kaijiri}@cs.shinshu-u.ac.jp あらまし デザインパターンは、オブジェクト指向開発において、将来の拡張性，再利用性を考慮した場合に有効な設計要素として認知されている。しかしデザインパターンの変更容易性は、設計上の変更箇所，変更操作が決定して始めて意味があり、また適切な変更操作が実施されなければ失われてしまう。本研究では、GoFのデザインパターンと、実際にそれらを適用した設計において、仕様レベルでの変更と、設計レベルでの変更を対応付けする事により、仕様変更の設計への反映のパターンを抽出する。そうして得られた各パターン毎の典型的な仕様変更に関する情報を、既存のデザインパターンカタログに追加する事によって、デザインパターンの変更容易性を維持した仕様変更の実現を支援する手法を提案する。 キーワード デザインパターン，仕様変更，要求，設計 Categorizing System Evolution Using Design Patterns Shotaro NAKAJIMA? Haruhiko KAIYA? and Kenji KAIJIRI? Faculty of Engineering, Shinshu University 4-17-1 Wakasato, Nagano-shi, Nagano, 380-8553 Japan E-mail: ?cnakaji@softeng-mail.cs.shinshu-u.ac.jp, ?{kaiya, kaijiri}@cs.shinshu-u.ac.jp Abstract Design Patterns are recognized as an effective design element which enable extensibility and reusability, but it is indispensable to select adequate design pattern corresponding to the given requirement specification. In this paper, we propose the correspondences between the evolution of requirement level and the evolution of design level and make it clear to trace from the requirement evolution to the design evolution using GoF Design patterns. We have extracted the representative requirement evolution for each design patterns, and have added these informations to the design catalog. Using these informations, we have proposed the design pattern selection technique. Keyword Design Pattern, System Evolution, Requirement, Design 背景と目的 デザインパターンは、オブジェクト指向開発において、拡張性、再利用性を考慮した場合に有効な設計要素として認知されている。これは、デザインパターンが、それに基づいて構築されたソフトウェアに対して、特定の部分を特定の制約に従って変更する事の変更余波が小さい事を保証するからである。つまり、開発するソフトウェアの勘所（HotSpot）に、デザインパターンの柔軟な部分を対応させる事で、ソフトウェアに優れた拡張性を与える事が出来る。 しかし、デザインパターンのこのような有効性は、あくまでもソフトウェアの実装を変更する際の作業量を軽減するものであり、仕様変更や機能拡張の要求に対して、それを反映させるべき設計ドキュメント上の箇所（同時に、その実装上の箇所）と、実装に対する変更操作が決定されて始めて意味がある。 一般に、ソフトウェアの抽象的な要求仕様と、その設計や実装との間に、完全なtraceabilityが確立されているとは限らな