大学理念目的及学部等使命目的教育目标.pdfVIP

１. 大学の理念・目的及び学部等の使命・目的・教育目標 ■大学･学部等の理念･目的･教育目標とそれに伴う人材養成等の目的の適切性 （１） 学部の理念 建学の精神「偉大なる平凡人たれ」に従い、大阪産業大学学則第1章総則第1条が定めるように、産業･交通 に関わる学術を中心に広く学問を授け、深く専門の学術を教授し、研究し、個性豊かな教養高き人格を備え、 応用能力と実践性に富む有為な人材を養成すること目的として、昭和40年（1965年）大阪交通大学が開学し、 同時に経営学部経営学科が設置された。昭和57年（1982年）に経営学科には経営学専攻と交通経営学専攻が 開設され、さらに、平成7年（1995年）には2専攻を改組し、経営学部は経営学科と流通学科の2学科体制となっ た。 経営学部は平成18年（2006年）に開学40周年を迎える。建学の精神である「偉大なる平凡人たれ」の下、経 営学部の理念は開設当時より一貫して、時代のニーズに対応した実学主義教育を貫いている。その教育理念 は、①自らに与えられた場で自己実現できる実際的な能力を持つ人材の育成、②国際社会に対応して、グロー バルな観点からビジネスを遂行する能力をもつ人材の育成、③情報化社会に対応して、情報処理と情報分析の 能力を持つ人材の育成、④教師と学生のマン･ツウ・マンの交流をはかるための少人数教育の重視をあげてい る。 （２） 本学部の目的 本学部の目的は、学部発足当時からの実学主義教育の理念に鑑み、時代が要請するビジネス・センスを備 えた創造力豊かな人材を養成し、輩出することにある。 （３） 学部の教育目標 実学教育の理念に基づき、自己実現能力、ビジネス遂行能力、情報処理･分析能力の開発をはかり、さらに ビジネス倫理を身に付けたグローバルなビジネス・シーンで活躍しうる人材の育成を目標とする。 （４） 本学部の人材養成等の目的 現代の経済社会は、一方では従来の経済構造あるいは制度の改変、他方ではIT化、グローバル化の深化に より、複雑に錯綜した構造になっている。このような経済社会の中にあって、一貫した実学教育の下で均衡のと れたビジネス職能とビジネス・センスを身に付けたゼネラリストとしての企業人を育成することを目的とする。とりわ け経営学科は実践的な職能教育に基づいて身に付けたビジネス・スキルを活かした実践的な企業人の育成を はかる。流通学科は人、物、貨幣、情報の流通から構成される社会の変動を理論的、かつ実証的に分析し、 様々なビジネス・シーンにおいて的確な判断に基づく行動を取りうる人材の育成をはかる。 （５） 両学科の目的と特色、教育目標及び人材養成等の目的 １）経営学科 ① 経営学科の目的：錯綜する今日の経済社会において、今日ほど企業の社会における役割とその存在が問 われている時はない。企業は何故存在するのか、企業の社会的責任とは何か。あるいはいわゆる企業では ない、様々な形態の組織体が存在する。これら時代の変化の中で変化する経営体を総合的に分析すべく教 育と研究を行う。その上にたって、時代の要請を受けて柔軟に変化する組織体の中で適切に対応し、新た なビジネス・モデルを提案しうる人材の養成をねらいとした教育と研究を行う。 - 193 - ② 経営学科の特色：各種組織体の経営分析の根幹を形成する経営学分野と会計学分野、さらに今日の経 営の分析において不可欠となっている経営情報分野の3つの分野からアプローチし、今日の複雑な組織経 営の実態と課題及び問題解決の手法を、実学重視の視点に立って理論的、実証的、かつ歴史の観点から 教育と研究を行う。 ③ 経営学科の教育目標：各種組織における現実の経営の実態を正確に把握し、問題の核心を抽出し、具体 的な解決策を見出し、提案する能力の開発をはかる指導を行う。その際、修得したスキルと知識に基づいて 研究成果を纏め、演習等において報告を課し、他の学生との討論を通じて課題解決の実行可能性を探るべ く指導を行う。 ④ 経営学科における人材養成等の目的：本学科で養成しようとする人材は、基本的なビジネス・スキルを修 得し、多様に変化する組織の経営に柔軟に対応し、問題の核心を速やかに抽出し、それに対する処方箋を 提示し、自ら行動しうる企業人である。さらに、経営の分野で一層専門知識を修得