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卒论要旨2008萩谷宏
関東ローム層の全岩化学組成と湧水組成への影響について
地球科学研究室
指導教員 萩谷 宏講師
(0419077 ――――)
1.緒言
2.調査?分析方法
3.分析結果
3.1 露頭内でのローム組成不均一性の検討
分析値の再現性を確認し、組成差の生じる化学種とその原因を検討するため、同一露頭の同一層準で水平的に試料を連続採取し、その組成のばらつきについて検討し、難水溶性の元素(Ti,Al,Nb,Y,Zr)の存在度比がほぼ一定であることを確認した。
3.2 関東ローム層の化学組成変化
関東ローム層は古いものから多摩ローム、下末吉ローム、武蔵野ローム、立川ロームのように区分されているが、これらの区分により化学組成がどのように変化しているか、検討した。主要元素組成及び微量元素組成について、それぞれのロームの化学組成平均値を表2に示す。
4.考察
4.1:東京軽石層の風化?溶脱
関東ローム層を構成する各時代の風成堆積物(ローム)が、本来どのような化学組成を持っていたかは、東京周辺ではローム中の軽石層も含め、ほとんど全てが粘土化しているので、知ることはできない。そこで、ロームの給源火山に近く、風化の進んでいない大磯丘陵(平塚市八面~遠藤原)の、東京軽石層TP及び火砕流堆積物TPflをモデル物質として選び、その化学組成と各時代のロームの化学組成を比べて、量比の変化を検討した。表3に東京軽石層の検討結果を示す。
通常、アルミニウムは風化過程で最後まで残留し、水による溶脱が主要元素の中では少ないと考えられるため、Al2O3の存在度をもとに他の元素の存在度を規格化し、各元素の溶脱量を推定した。
1)東京軽石層について、風化による粘土化の過程で、全体の質量が半分以下になっていることを示唆している。粘土化した東京軽石層の組成はロームに対してほとんど差がないことから、ロームについても同様に、堆積時の降下火砕物量に対して約半分の質量が失われたと想像される。
2)元素によって溶脱量には差があり、例えばCa/Mg比は7.9、Na/K比は3.0と推定される。
4.2:関東ローム層の風化?溶脱
関東ローム層の給源火山が、古箱根火山と古富士火山を主体としていることが知られているので、東京軽石層の組成と、地質調査所標準試料JB-3(富士?青木ヶ原熔岩)の組成を1:1で混合したものを、ロームの初期組成として仮定し、多摩ロームと立川ロームについて同様の計算を行った。
この結果でも、溶脱Ca/Mg比は3.0及び3.3、Na/K比は3.3及び4.5と、類似の値が得られる。
4.3:湧水の化学組成との比較
等々力渓谷及び生田緑地の湧水組成(文献2,3)からは.Ca/Mg比は1.2と0.65、Na/K比は30という値が得られており、上記計算とは一致しない。Naが過剰でCaが不足することは、これらの湧水には10~28ppmのNO2が含まれていることからも、等々力渓谷の湧水に相当量の生活排水が混入している影響が考えられる。なお、江戸川公園での掘削により得た滞留地下水(文献2)は、Ca/Mg比4.7、Na/K比は4.4と、溶脱予想量比に近い値を示している。
表6:湧水の組成データ(文献2抜粋)
4.4:関東ローム層の堆積と地下水への溶脱過程の物質収支
関東ローム層の堆積速度は、東京南部ではおよそ1万年あたり1mとされている(文献1)が、これは堆積後の火山ガラスや鉱物の粘土化のプロセスで失われる分を考慮していない。関東ロームの材料である鉱物及びガラスの密度2.7g/cm3、空隙率40%として1m3あたりの質量は1.6×103kgあるが、年間平均降水量1400mm、浸透率50%として、100ppmの溶脱物質が地下水により除去されると仮定すると、1m2あたり1万年で7×102kgの質量が失われる計算になる。これらの値は充分に検討する余地があるが、堆積速度と溶脱による流出速度が、オーダーの議論ではかなり近いということを示している。つまり、我々が見ている関東ローム層の厚みは、地下水による溶脱?流出によって減らされた結果を見ているのであって、ロームの供給源である第四紀火山の総噴出量等を議論する際には取り扱いを注意する必要がある。
5.参考文献
1)貝塚爽平:東京の自然史、紀伊國屋書店、1980
2)高砂子昌久?萩谷 宏:等々力渓谷の湧水の化学組成について、投稿準備中。
3)青柳隆二?川道真理?湧水班:生田緑地の湧水調査、川崎市自然環境調査報告III:77-98、1994
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