宫城水田农业改革事例绍介.pdfVIP

宮城における水田農業の改革事例の紹介 地域水田農業ビジョンの 実現に向けて 　地域水田農業ビジョンは，『作物の作付や販売の目標』並びに『担い手をどうす るか』など，地域の水田農業の将来像をまとめた計画です。 　また，平成１７年１０月に公表された「経営所得安定対策等大綱」においては， 平成１９年度以降の新たな産地づくり対策について，地域の実情を踏まえ見直 し，高度化された地域水田農業ビジョンの実現に向けて活用されること及び需要 に応じた生産を的確に実施することをその交付要件とすることとしています。 　目標の実現に向けて，取組成果を踏まえ，各地域において，点検・見直し作業 を行うことが大事です。 ■　見直しのポイント　■ １　米や麦・大豆等の需要に応じた生産や，担い手の育成・確保が目標に 　どれくらい近づいているか。 ２　目標に到達するため，どの取組を強化すべきか。 ３　産地づくり交付金は，目的・趣旨を踏まえ，ビジョンの実現に向けて， 　有効に活用されているか。 平成18年1月 宮城県 宮城県水田農業推進協議会 定年退職者を中心とした集落営農組織及び直売所の設立 角田市水田農業推進協議会，ＪＡみやぎ仙南 １ 取組の背景 現在は，土地利用計画を作成し県の農産物 角田市舘島田地区は，地域内の農業者が 表示認証を受けた特別栽培米や麦(5.4ha) すべて兼業農家で，認定農業者等の担い手 ・大豆(1.6ha)の団地化に取り組んでいる。 が不在であることから，将来の地域農業の 維持に不安を抱えていた。また，定年退職 者や女性の働く場の創出を模索していた。 ２ 取組の概要 （１）生産組合の結成 地区では，以前から減化学肥料 ・減農薬 栽培に取り組んでいた 「舘島田地区ふるさ と安心米生産組合」を母体として，話し合 いを重ねた結果，平成１７年７月に定年退 職者が中心となり 「舘島田生産組合」（組 合員27名，水田27ha）を組織した。 （２）直売所の設立 集落の有志が中心となり 「ゆうらく会」 （組合員29名）を結成し，平成１７年７月 （２）機械 ・労働力の有効活用 から地区内に直売所 「ふれあい広場」を開 組合は農業機械類を借り上げ，水田の草 設し，毎週土日に営業している。 刈 ・水管理等を組合員に委託し，その他の 作業を共同で実施する等，地区内の労働力 を有効に活用している。 直売所での販売品は，野菜，漬け物，盆 栽，竹細工等で，女性や高齢者の技術 ・労 力を活かしたものが品揃えの充実に一役買 っている。 ４ 課題及び今後の取組方針等 今後は①作業の効率化を図るための育苗 ・乾燥調製施設等の整備②経営所得安定対 策の加入要件を満たす法人化計画の検討