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腰痛対策-厚生劳动

腰 痛 対 策 23 24 第2章 腰痛対策 1 腰痛とは 1 腰痛の定義 「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部 (図2-1-1)を主とした痛みやはりなどの不快感と いった症状の総称です。一般に座骨神経痛(ざこつ しんけいつう)を代表とする下肢(脚)の症状を伴 う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みで す。 図 2-1-1 腰痛の範囲の定義 2 特異的腰痛と非特異的腰痛 医師の診察および画像の検査(X 線や MRI など)で腰痛の原因が特定できるものを特 異的腰痛、厳密な原因が特定できないものを非特異的腰痛といいます。ぎっくり腰は、 椎間板(ついかんばん)を代表とする腰を構成する組織のケガであり、医療機関では腰 椎捻挫(ようついねんざ)又は腰部挫傷(ようぶざしょう)と診断されます。しかしな がら、厳密にどの組織のケガかは医師が診察しても X 線検査をしても断定できないため 非特異的腰痛と呼ばれます。腰痛の約 85%はこの非特異的腰痛に分類されます。通常、 腰痛症と言えば非特異的腰痛のことを指します(図 2-1-2)。 まず、頻度の少ない特異的腰痛について解説します。 約 15%:特異的腰痛 約 85%:非特異的腰痛 (原因が特定できる腰痛) (原因が特定しきれない腰痛) 椎間板ヘルニア 4 ~5% 脊柱管狭窄症 4 ~5% 腰痛よりも下肢症状(座骨神経痛など)が主訴 腰痛患者 圧迫骨折 4 % 感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 1 % プライマリケア 受診時 大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患 1 %未満 図 2-1-2 腰痛の原因 (資料出所:What can the history and physical examination tell us about low back pain? JAMA 268: 760-765, 1992 ) (1)特異的腰痛の代表例 原因が確定できる特異的腰痛は、医療機関を受診する腰痛患者の 15%くらいの割 合といわれています。その内訳は、腰痛自体よりも座骨神経痛を代表とする脚の痛 みやしびれが主症状の疾患である腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアと 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)がそれぞれ4~5%、

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