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SB-2081（情報学　哲学?現代思想　文学?文化理論　メディア論） February, 2007 人文知の危機を転じてチャンスにできるか？ 書き込みのシステム ―デジタル的転回と人文知の行方― Aufschreibesystem 2000 -Humanistic Knowlede at the Digital Turn- 「グーテンベルク銀河系」（マクルーハン）の「終焉」（ボルツ）が言われ既に久しいものの、近年の汎デジタル環境化は、いよいよ本格的に知のアーキテクチャーそのものを変えつつあります。テクストの解釈に依拠する伝統的な人文知にとっては脅威であり、また新たなチャレンジを促してもいます。 ここでは、文学研究から出発して、ドイツ?メディア論の泰斗となったフリードリヒ?キットラーの『書き込みのシステム1800/1900』にあやかって、「書き込みのシステム2000」を構想してみましょう。テクストがマルチメディアであった＜1800＞から、音声、動画、記録媒体への分節化が進む＜1900＞への移行において、活字文化の黄昏は既に明らかでした。＜ヴァーチャル＞と＜リアル＞の差異が無化される＜2000＞のサイバー空間は、「人間の終焉」（フーコー）後のどのような知を告げるでしょうか？ ＜目次＞ 知のデジタル的転回？ 2 情報と文化技術の理論的視座 2 サイバースペースと表現する知性 4 デジタル人文学／ポストヒューマニズム 5 ニューメディアと文学あるいはナラティヴの行方 6 デジタル化と出版文化 7 メディアの歴史 7 アーカイヴ／記憶の知 8 道具／器械と知／デザインの歴史 10 知のオントロジー 11 モバイル化する社会 11 キットラーとドイツ語圏におけるメディアの知 12 ヴィジュアル?スタディーズの挑戦 15 メディア?アート／デジタル美学 16知のデジタル的転回？ グーグル化する社会：知のデジタル的転回を論じる Herausgeber: Kai Lehmann u. Michael Schetsche Die Google-Gesellschaft : Vom digitalen Wandel des Wissens. 2005. 408 S. (TRANSCRIPT) -DE- ISBN 9783899423051 kt. In mehr als 50 Beitr?gen ziehen Praktiker, Journalisten und Wissenschaftler Bilanz für Politik und ?konomie, für Bildung, Medien und Kunst und gleichen dabei Diskussion und Wirklichkeit miteinander ab. グーグルと汎知の神話：ヨーロッパの視点（英訳） Jeanneney, Jean-Noel/ Fagan, Teresa Lavender (TRN) Google and the Myth of Universal Knowledge : A View from Europe. 2006:11 92 p. (Univ of Chicago Pr) -US- ISBN 9780226395777 グーグルの図書館蔵書電子化計画へのフランス国立図書館館長の危惧。 Jean-No?l Jeanneney, president of Frances Bibliothèque Nationale, here takes aim at what he sees as a far more troubling aspect of Googles Library Project: its potential to misrepresent - and even damage - the worlds cultural heritage. Jeanneney argues that Googles unsystematic digitization of books from a few partner libraries and its reliance on works written mostly in English constitute acts of selection that can only extend American cultural dominance abroad. ウィキ：情報サービス?協同のためのツールとして Klobas, Jane Wikis : Tools for Information Work and Collaboration. 2006:05 252 p.