防火水槽用鉄盖制作仕様书-名古屋市.PDFVIP

防火水槽用鉄蓋 製作仕様書 平成27年12月1日 名古屋市消防局 防火水槽用鉄蓋製作仕様書 １ 趣旨 この仕様書は、名古屋市が使用する防火水槽用鉄蓋（以下、｢鉄蓋｣とい う。）について規定する。 ２ 引用規格 次に掲げる規格は、この仕様書に引用されることによって、この仕様書 の規定の一部を構成する。 なお、これらの引用規格は、その最新版を適用する。 財団法人 日本消防設備安全センター発行 ア 防火水槽等用鉄蓋性能評定実施細目 イ 防火水槽等用鉄蓋技術ガイドライン JIS B 0205（一般用メートルねじ） JIS B 0209（一般用メートルねじ－公差－） JIS B 0403（鋳造品－寸法公差方式及び削り代方式） JIS B 0405（普通公差－第 1 部：個々に公差の指定がない長さ寸法及 び角度寸法に対する公差） JIS B 7502（マイクロメータ） JIS B 7503（ダイヤルゲージ） JIS B 7507（ノギス） JIS B 7512（鋼製巻尺） JIS G 5502（球状黒鉛鋳鉄品） JIS Z 0235（包装用緩衝材料-評価試験方法） JIS Z 2241（金属材料引張試験方法） JIS Z 2243（ブリネル硬さ試験方法） JIS Z 8203（国際単位（SI）及びその使い方） JIS Z 8401（数値の丸め方） ３ 用語の意義 鉄蓋とは、蓋と受枠との総称をいう。 急勾配受けとは、蓋と受枠との接触面を急勾配とし、嵌合させた際の 蓋のがたつきを防止した構造をいう。 蝶番とは、蓋と受枠とを連結し、蓋を開閉するときに転回、旋回の中 心として作用する金具をいう。 ４ 種類 鉄蓋の区分は、表 1 のとおりとする。 表 1 鉄蓋の区分 区 分 適 用 T-25 車両が通行する道路一般に使用する鉄蓋 ５ 構造、形状及び寸法 構造及び形状 鉄蓋の構造及び形状は、(財) 日本消防設備安全センター発行「防火水 槽等用鉄蓋性能評定実施細目」に準拠したものとし、以下の構造を有す るものとする。 ア 蓋の表面には、視認性を向上させるためのカラー標示が出来る構造で あること。 イ 蓋と受枠との接触面は、機械加工して急勾配受けとし、蓋のがたつ きを防止出来る構造であること。また、勾配は衝撃による蓋の飛上が りを防止出来る角度とし、蓋の互換性を有すること。 ウ 蓋と受枠とは、蓋の逸脱防止のため蝶番にて連結出来る構造とし、 蓋は 180°垂直転回及び 360°水平旋回が可能であり、操作時に蓋の逸 脱がないものであること。 エ 蓋は、開閉器具用穴を 1 箇所以上及び補助こじり穴を設けること。 オ 蓋表面には、「ケッシィ君」デザイン（別紙参照）、「防火水槽」文字、 「市章（丸八マーク）」が表示してあること。ただし、指定消防水利に 設置する蓋については、市章を入れずに「防火水槽」文字、色表示を原 則とする。 なお、蓋表面模様と色については、製作者は図面等による事前承認を 得ることとする。 カ 蓋は、雨水及び土砂の流入を極力防止するため、開閉器具用穴を自 動的に閉塞出来る閉塞蓋を取付けた構造であること。 キ 蓋は、別図 1 に示す専用開閉器具の使用により軽く開放できる構造 であること。