公共下水道排水设备施工検査基准PDF964KB-安昙野.PDFVIP

安曇野市公共下水道 排水設備設計施工検査基準 平成２６年３月 安曇野市 上下水道部 安曇野市公共下水道排水設備設計施工 検査基準 〔排水設備基準〕 分流式下水道において排水設備は、下水本管の容量及び処理場における不明水の処理に対応 して、雨水及び地下水の浸入を防止する構造でなくてはならない。 また、従来、コンクリートマスを設置してきたが、容易に雨水及び地下水が浸入することか ら硬質塩化ビニルますを使用することを原則とする。 １ 排水管 （1） 排水管の管径と勾配 ｱ 排水管（汚水）の管径は、100 ㎜、勾配は100 分の2 以上とする。ただし、一つの建 物から排除される汚水の一部を排除する排水管で管路延長3ｍ以下の場合は最小管径を 75 ㎜、勾配を100 分の3 以上とすることができる。 ｲ 工場及び事業所がある場合は、流量に応じて管径及び勾配を定める。 ｳ 敷地の形状、すでに設置済みの汚水ます等の関係で、所要の管径および勾配のとれない 場合は、所要の流速及び流量が得られる管径・勾配及び施工法とする。 （2） 管種 ＶＵ管を使用する。但し、土被りが浅く外圧の大きい部分及び露出配管部に は、これに耐えうる管種を選択する。 （3） 接合 硬質塩化ビニル管等用の低粘度及び速乾性の接着剤接合及びゴム輪接合とす る。また、継手は専用継手とする。 （4） 土被り 原則として 40cm 以上とする。ただし、これによることができない場合は、 別途協議する。 ２ ます （1） ますの種類と設置箇所 ｱ インバートます 排水管の起点及び屈曲点 ｲ 合流ます 排水管の会合点 ｳ 目皿付トラップインバートます 原則排水管の流し台、風呂、洗面所、洗濯、及び手洗い所に接続する箇所 ｴ 中間ます 管きょの延長が管径の120 倍を超えない範囲において、管きょの維持管理上適切な 箇所、その他排水管の点検が必要な箇所 ｵ ドロップます 排水管に管低差が生じる箇所 （2） ますの構造 ｱ 排水管の保守点検が容易にできる構造のものとする。 ｲ ます及び蓋の材質は、耐食性及び水密性に優れたものとする。 1 ｳ 蓋はオス型の臭気漏れのない密閉構造で、表面に突起がなく、器具により開閉できる 構造のものとする。 ｴ ますの内径は、φ150 ㎜以上とする。また、インバートには100 分の2 の勾配を設け る。 ｵ ますは地表面（計画高）より低くならないように直管を使用し、調整する。 ｶ インバートますは大曲インバートますを使用する。 ｷ 排水管路にトイレを合流させる場合には、逆流防止構造の45°Ｙインバートますとす る。 ｸ 排水管路に雑排水を合流させる場合には、45°Y インバートます、又は90°Y インバ ートますとし、本管同士の合流箇所は逆流防止構造とする。目皿付トラップインバー トますを使用する際は構造に注意して合流させる。 ｹ 中間ますは中間インバートますを使用する。 ｺ トラップインバートますは、基本的にますとＵトラップが連結できる目皿構造のもの とする。また狭小部など設置が困難な場合は、ますの上に重ねられるトラップで目皿 付構造のものも使用できる。 ｻ ドロップますは、ドロップインバートますとする。 ｼ ドロップますの管低差の調整は、原則として大曲り90 度エルボ及び大曲り90 度チー ズ継手を使用するが、これにより施工し難い場合は、その他落差調整ますを使用する。 （3） ます蓋の表示 ｱ ます蓋の表示は、「おすい」とする。 ｲ 目皿付トラップインバートます蓋は、清掃点検を促す文字入りのものとする。 （4） ますの基礎 ますは、地盤の沈下防止及び施工性を考慮して基礎を施すものとする。 （5） 目皿トラップインバートますを設置す