2004生理学实习期末试验解答案.doc

２００４年度　生理学実習期末試験　解答案 【１】循環（神ちゃん担当） 2分間の軽運動負荷の前後で血圧と心拍数を測定したところ、最大血圧が上昇、最小血圧が低下、心拍数が上昇した。最大血圧が上昇した理由と、最小血圧が低下した理由を分けて述べよ。その際、以下の単語を必ず使用すること。 交感神経、筋肉ポンプ、心拍出量、末梢抵抗、容量血管 解答案 最大血圧：運動準備期から大脳や視床下部の命令によって、交感神経が興奮し、骨格筋血管の拡張が起こる。また心臓自律神経や副腎髄質からのノルアドレナリン?エピネフリンによって、心臓収縮力、心拍数が増加する。これにより心拍出量が増加する。また、運動していない筋や内臓の血管収縮や、筋ポンプ、容量血管の緊張により静脈還流量が増える。これにより、心臓後負荷が上昇し、心臓容積が増大し、スターリングの心臓の法則から心収縮力がさらに上昇し、最大血圧が上昇する。 最小血圧：交感神経の働きにより、運動している筋では血管拡張が起こり、内臓や運動していない筋では血管収縮が起こり、血管収縮の割合よりも血管拡張の割合のほうが強く起こったために、結果として総末梢抵抗は低下し、最小血圧は低下する。 【２】血液（竜野さん担当） ある患者の血液検査結果（白血球および赤血球）が次のように出た。 以下の問いに答えなさい。（各2点、計10点） 白血球数　　5100/mm3 白血球分画　顆粒球　30%　(a)65% 赤血球数　　5.00×10?/mm3 ヘマトクリット値　　35% ????????濃度　10.0 g/dl 白血球分画のうち、(a) に当てはまるものは何か。 リンパ球？　 白血球は、顆粒球（好中球、好酸球、好塩基球）、単球、リンパ球よりなる。健常成人の血液1μl中に存在する白血球の数は4000~8000であるが、通常、このうち好中球は約50~70％、好酸球は約1~2%、好塩基球は約0~1%、単球は約5%、リンパ球は約30%を占める。 (以上より、顆粒球が30%というのは正常値ではありません。貧血の症状でもなさそうなので、リンパ球が30％、(a)が顆粒球というミスプリだと思うのですが…) 平均赤血球容積(MCV) を求めなさい。 0.35／5.00×10?(/mm3) ＝0.07×10?? (mm3) ＝70×10??(mm3）＝70μm3 MCV＝ヘマトクリット値／赤血球数 で求められる。まずヘマトクリット値をかけて、単位量あたりの赤血球全体の容積を求め、それを赤血球数で割ると1個当たりの平均容積が求められる。 平均赤血球????????濃度(MCHC)を求めなさい。 10.0(g/dl)／0.35 = 28.57(g/dl) MCHC=????????量／ヘマトクリット値　で求められる。????????は赤血球中に含まれるので、血液全体の????????濃度をヘマトクリット値（細胞成分≒赤血球／全血液）で割る。（式を変形して　????????濃度＝MCHC×ヘマトクリット値　と考えると私は納得しやすかったです。蛇足ですが。） この患者の診断としては、「溶血性貧血」、「急性出血」、「鉄欠乏性貧血」のうち、どれがもっとも妥当か。 鉄欠乏性貧血 (4)と診断した根拠はなにか、簡単に書きなさい。 (2)より、この患者のMCVは70μm3であり、標準値(80~100)よりも低い。この場合、鉄欠乏性貧血が疑われる。なお、急性出血、溶血性貧血の場合、MCVは正常値である。 貧血は、MCVにより3つに分類される。すなわち、 小球性貧血　MCVが80未満のもの 正球性貧血　MCVが80~100(正常)のもの 大球性貧血　MCVが100より大きいもの 小球性貧血である鉄欠乏性貧血では、鉄の不足のために赤血球のサイズが小さくなり、血球数が正常でも運ぶことのできる酸素の量が少なくなる。 急性出血、溶血性は正球性貧血で、血球の大きさは正常だがその数が不足する。急性出血では出血により体内から正常赤血球が失われる状態である。溶血性貧血では遺伝的または後天的要素により赤血球が溶血しやすくなり、また溶血した後のビリルビンが高値にな、赤血球の幼若な形の網赤血球が血中に増加する。http://www.nms.co.jp/naika2/blood/rbc.htmlより １）小球性貧血（ＭＣＶ＜８０） 　１．鉄欠乏性貧血：慢性の出血によることが多い。血性鉄↓、フェリチン↓ 　２．サラセミア：グロビン合成能の先天的な低下による 　３．鉄芽球性貧血：ヘム合成の異常で、鉄芽球の増加が特徴的 　４．慢性疾患に伴う貧血：慢性感染症?慢性炎症性疾患?悪性腫瘍に伴う貧血など ２）正球性貧血（８０＜ＭＣＶ＜１００） 　１．急性出血による貧血：消化管出血な