信赖性用语.PDFVIP

機械要素ザ・バイブル 信頼性用語 版数：00 信頼性用語 アイテム 信頼性の対象となるシステム（系）、サブシステム、機器、装置、構成品、部品、 素子、要素などの総称、またはいずれか。 システム 所定の任務を達成するために、選定され、配列され、互いに連携して動作する一連 のアイテム（ハードウェア、ソフトウェア、人間要素）の組合わせ。 任務 システムが果たすべき仕事。 インターフェース アイテム間の機能的・物理的な相互関連。 環境 アイテムの周囲条件。 ストレス 欠点、故障、破壊などの発生の起動力となる要因。温度、電圧、機械的応力など。 欠点 アイテムの中に存在する異常（規格外れ）など、故障の原因となる状態、または場 所。 デバキング 初期故障を軽減するため、アイテムを使用開始前、または使用開始後の初期に動作 させて、欠点を検出・除去し、是正すること。 バーンイン アイテムの馴染みを良くしたり、特性を安定させるなどのため、使用前に一定時間 動作させること。なお、これはスクリーニングにも役立つ。 スクリーニング 故障メカニズムに則した試験によって、潜在欠点を含むアイテムを除去すること。 安全性 人間の死傷、または資材に損失もしくは損傷を与えるような状態がないこと。 人間工学 アイテムの設計方法、作業方法、作業環境の設定などを人間の能力や限界に合うよ うに決める技術。 人間機械系 人間を構成要素の一つとして含むシステム。 システム有効度 システムが規定の任務を達成すると期待できる良さの尺度。信頼度、アベイラビリ ティ、能力などの関数として表す。 ライフサイクル アイテムの開発から廃却までの全段階及び期間。 コスト有効度 システム有効度を、システムのライフサイクルで必要となる費用の総額で割った 値。 観測値 規定の期間、規定のストレスの下で観測して求めたサンプルの特性値。 推定値 観測値から母集団に関して、規定の信頼水準で推定して求めた特性値。 そう入値 観測値または推定値に基づいて、これらとは異なる期間、ストレスなどに対して求 めた特性値。 予測値 下位アイテム（例えば部品）の特性値に基づいて予測した上位アイテム（例えば装 置、システムなど）の特性値。 修理系 運用開始後、保全によって故障の修復が可能な系。 劣化 アイテムの特性、性能の低下。 寿命 アイテムが使用開始後、廃却に至るまでの期間。 信頼性 アイテムが与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たすことができる 性質。 信頼性特性値 数値的に表した信頼性の尺度。 信頼性工学 アイテムに信頼性を付与する目的の応用科学及び技術。 信頼度 アイテムが与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たす確率。 信頼度比較指数 ある環境条件下で機器の主要部品数と MTBF との積。 固有信頼度 設計、製作、試験などの過程を経て、アイテムに作り込まれる信頼度。 運用信頼度 運用または使用状態でのアイテムの信頼度。 故障 アイテムが規定の機能を失うこと。