杜甫研究学刊-北海道教育大学札幌校.pdf

『草堂『草堂』・』・『『杜甫研究学刊杜甫研究学刊』総目次稿』総目次稿の公開の公開にあたってにあたって 『『草堂草堂』』・・『『杜甫研究学刊杜甫研究学刊』』総目次稿総目次稿のの公開公開にあたってにあたって 北海道教育大学札幌校漢文学研究室 後藤 秋正 『草堂』は、1981 年1月、成都杜甫研究学会 ・成都杜甫紀念館 （成都杜甫草堂内）の編輯によって創 刊された、主として杜甫 とその作品に関する論考を掲載する学術雑誌である。創刊の趣旨については、 創刊号の末尾に見える 『草堂』編輯部の手になる 「編後語」に次のように言っている。 『草堂』作為以研究杜甫及其作品為主的学術刊物、在各方面的大力支持下、于 1981新春和広大読 者見面了。……。『草堂』作為一塊新辟的研究杜甫的園地、需要各方面人士和我們共同努力、辛勤耕 耘、使它為繁栄我国的学術文化作出貢献。……。 編者も故加賀栄治先生を団長とする訪中団に加わり、2度にわたって成都市西郊の杜甫草堂を参観し、 数冊のバックナンバーを購入していたが、全貌を把握することはできないでいた。そのようなおり、漢 文学研究室所属の学生である樫岳樹君 （その後、本学大学院を修了して、現在は札幌市内の小学校に勤 務）が、2001年春から 1年間、四川大学に留学することになった。当時は、杜甫の墓を詠ずる唐詩につ いての小論 （2006 年春に研文出版から出版予定の『唐代の哀傷文学』に収録）を書いていたこともあっ て、困難は承知のうえで、『草堂』の入手を依頼した。すると、彼は語学研修等の合間を縫って、草堂 内に置かれている、『草堂』の発行元である杜甫研究学会の事務所にたびたび足を運び、1981 年創刊号 から 2001年第 2期（総68期）までの既刊分を入手して航空便で送ってくれたのである。うち 2号分（1981 年第 2期と 1982 年第 1期）は草堂にも残部が無くて複写ではあったが、『草堂』を実際に手にして、そ の全貌を知り得たことは望外の喜びである。学術刊行物だからとい う理由で、当時の定価のまま頒けて くれた 『草堂』編輯部 と、樫君の努力に心からの謝意を表する。 『草堂』（1988年第 1 期からは 『杜甫研究学刊』と改題）には、総 14、26期のように、数期をまとめ た「目録索引」が掲載されているし、1977年第 1期（総 51期）には創刊 50 期を記念した 「五十期目録 索引」が掲載されている。しかし、これらは当該の号がなければ検索 ・確認することは不可能である。 そこで本稿においては、1981 年1 月の『草堂』創刊号から 2003年 6月の総第 76期までの 目次 （目録） を掲載することにする。各号に掲載された論文などを、各期ごとに一覧できるようにすることも、中国 における杜甫研究の足跡をたどり、その動向を知るうえで意味があると考えるからである。 ただし挿頁のかたちで掲載される詩詞や書画、コラムなどについては創刊号以外は省略し、研究論文 とこれに準ずる文章に限った。また、目次と本文の表題等の記載が異なる場合は原則として本文に従い、 簡体字は常用字体に改めた。 - 1 - 創刊号年創刊号(総第(総第 001001期)期 年 11 月月 3131 日刊日刊 創刊号年創刊号 ((総第総第 000011期期)年 11月月 3131 日刊日刊 発刊辞………………………………………………………………………………………………張秀熟( 1) 祝《草堂》創刊并致一点希望……………………………………………………………………馮 至( 2) 成都杜甫研究学会成立大会開幕詞………………………………………………………………繆 鉞( 3) 杜甫美学観瑣談……………………………………………………………………………………屈守元( 6) 杜文窺管……………………………………………………………………………………………劉開揚 ( 16) 論杜甫的七古………