茨城県作业疗法学会.pdfVIP

第２回 茨城県作業療法学会 テーマ 「見つめ直そう、人と作業の可能性」 大会長 渡邊 基子 介護老人保健施設 ゆうゆう 会 期 ２０１０年 ２月１４日（日） 会 場 茨城県立医療大学 〒３００-0３９４ 茨城県稲敷郡阿見町大字阿見4669番地2 TEL. 029-888-4000 主 催 一般社団法人 茨城県作業療法士会 大 大 会会 長長 挨挨 拶拶 大大 会会 長長 挨挨 拶拶 大大 会会 長長 挨挨 拶 拶 第２回 茨城県作業療法学会 大大 会会 長長 挨挨 拶拶 大会長 渡邊 基子 （介護老人保健施設 ゆうゆう） 今年度の第２回茨城県作業療法学会は、県士会単独開催としては、初めての学会 となります。 第１回茨城県作業療法学会は、昨年度の第１２回茨城県総合リハビリテーションケア学会との共 催として開催されました。他職種への作業療法の啓発も兼ねてその学術内容も充実し、県士会と して大きな一歩を踏み出しました。 茨城県作業療法士会が発足し２０年余が経過した現在、会員数も600名を越える学術団体とな りました。昨年までの 「新人症例発表会」から学術大会が開催できるまでに、県士会は発展して きました。一人一人の会員の知識と技術の研鑽が、県士会全体のレベルアップに繋がっています。 第２回茨城県作業療法学会のテーマには 「見つめ直そう 人と作業の可能性」を掲げました。 我々作業療法士は、対象者の顕在能力を維持 ・向上、あるいは開発するばかりでなく、潜在能力 を感知し、それを引き出し、その人がその人らしく意味のある日常生活を過ごしていただけるよ う指導あるいは援助、支援をしています。今ある機能を最大限に活用しながら、眼には見えない 能力を発見し、引き出すことにより、対象者の「生きる」・「働く」・「楽しむ」作業の可能性は広 がっていきます。 ひとそれぞれに個性があり、無限の可能性を秘めています。そのことを念頭に置きつつ、我々 作業療法士には、地道な歩みの中で、常に対象者の日常生活における可能性を追求する姿勢が求 められます。一方、忘れてならないことは、我々には、作業療法 「学」の可能性をも探求してい くことが必要 とされていることです。保健医療技術専門職である作業療法士 として確固たる identity を維持し続けるためにも、今、もう一度作業療法の可能性を見つめ直してみましょう。 作業療法士 として、そして人として成長することが、対象者に対するより質の高い作業療法の 提供に繋がります。本学会が、参加者の皆さんにとって、作業療法士としてそして人として 自分 自身を見つめ直し、作業療法の可能性に気付く機会になることを祈念 します。