国际教育协力恳谈会.pdfVIP

国際教育協力懇談会・シンポジウム 資 料 ３ 将監中と途上国の学校の交流・協力の取組 仙台市立将監中学校 １．はじめに 本校は，10 年前からフォスター・プランに参加し，ＪＲＣ活動の一つとして途上国 の子どもの支援を行っている。一人一人の義援金はわずかではあるが，ＪＲＣ委員が募 金を呼びかけ，一人一人の生徒がそれに応えて活動を続けてきた。 また，昨年度の３年生は，総合的な学習の時間に国際理解に取り組み，その一環とし てインドネシアの中学生と交流する機会を得た。英語圏外の外国人との交流ということ で，緊張しながら取り組んだ活動だったが，一緒の時間を過ごすうち，しだいにうち解 け合い，貴重な体験として生徒の心に残るものが多い活動だった。 ２．フォスタープランへの取り組み (1 ) 活動のねらい ＪＲＣ活動の一環として，助け合いの心を育てるとともに，国際理解・国際協力の 精神を養う。 (2 ) 具体的な活動 本校生徒会のＪＲＣ委員会の企画・運営により，毎月募金活動を行っている。 平成５年当時，空き缶や古紙の回収に積極的に取り組んでいた将監中生は，その収 益金を誰かのために役立てたいと考えた。その頃すでにフォスターペアレントだった ＪＲＣ担当の教師がフォスター・チャイルドの話をすると，その話に感銘した将監中 生は早速活動を開始した。空き缶や古紙の回収のみでは年間６万円の義援金が不足で あった。そこで，一人月 10 円，年間 120 円以上の義援金が全校生徒から集められる ようになった。 この活動は今年で 10 年目になる。現在は２人目のフォスター・チャイルドを支援 している。毎月 5000 円の援助金（一人月 10 円以上 年間 120 円以上を目標に）を集 め，その義援金は，財団法人「日本フォスター・プラン協会」を通して送金し，フォ スター・チャイルドとその地域の生活の向上や教育等に使われている。 フォスター・チャイルド RUKANTHA-ANURAUDDHA ルカンタ君（スリランカ） ４歳～ 12 歳 SARTINI-RAJAB サーティニさん（インドネシア）1989 年生 13 歳～ フォスター募金活動 ルカンタ君（右４歳） サーティニさん（右13歳） - 1 - ３．インドネシアの中学生との交流会 (1 ) 活動のねらい 国際親善の輪を広げ，中学生レベルでの友情と交流，相互理解を深める。 (2 ) 具体的な活動 ３年の総合的な学習 「国際理解」の活動の一環として，交流会を企画し，実施した。 ボランティア団体「地球の子ども通信」の紹介で，インドネシアの中学生 12 名と交 流会を行った。（平成１３年６月２８日） 1) 事前指導 ◇学年委員会 ・歓迎態勢についての計画 ・インドネシアについての調査，広報（掲示・印刷物） ◇学級活動 ・学級交流会についての計画（日本とインドネシア文化・生活習慣の交流） 2) 交流会 10:3（ 0 ～15:00 ） ◇学級交流会 ホストクラスに２名ずつ混じり１時間の交流会を行った。 自己紹介，日本の文化の紹介（書道,音楽衣装遊び日本語, , , 等），室内ゲームなど ◇交流給食 学級で配膳もふくめて会食した。 （はし・スプーンセットを一人一人にプレゼント） ◇学年全体交流会 ①歓迎のあいさつ（本校生徒） ②代表者のあいさつ（マディウン・セントヨセフ中学校長） ③全員合唱「大地讃頌」 ④インドネシア民族舞踊 ⑤長縄跳び（ホストクラスの生徒に混じって） ⑥閉会のあいさつ（本校生