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体育 保健体育 １ 秋田県の児童生徒の現状 下の表は，秋田県における児童生徒の体力・運動能力について，「平成13年度秋田県児 童生徒の体力・運動能力調査結果」と文部科学省発行の「平成12年度体力・運動能力調査 報告書」とを比較したものです。 校 種 小 学 校 中 学 校 学 年 第５学年 第６学年 第１学年 第２学年 項 目 男女 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 ◎：優れている 握 力 （ 筋 力 ） ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○：やや優れている 上 体 起 こ し ＝：全国平均に同じ ▼ ＝ ▼ ◎ ▽ ＝ ＝ ▼ （筋力・筋持久力） ▽：やや劣っている 長 座 体 前 屈 ▼：劣っている ＝ ◎ ＝ ◎ ＝ ◎ ＝ ＝ （柔軟性） 反 復 横 飛 び ▼ ◎ ▼ ○ ▽ ▼ ▼ ▼ （敏捷性） 20ｍシャトルラン ▼ ＝ ▼ ◎ ▼ ▼ ▼ ▼ （全身持久力） 5 0 ｍ 走 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ （走能力） 立 ち 幅 跳 び ▼ ＝ ▼ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ （瞬発力・跳能力） ソフトボール投げ（小 ） ハンドボール投げ（中 ） ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ▽ ＝ ＝ （瞬発力・投能力） 新体力テストの調査結果から，全 体を通してみると次のようなことが 分かります。 握力・長座体前屈・ソフトボール 投げの測定結果が他の項目よりもよ いことから，上半身の筋力・柔軟性 ・瞬発力に優れているといえますが， 50ｍ走や20ｍシャトルランが劣って いることから，走能力・全身持久力 が不足しています。 図１ 指導方法の工夫改善に係るアンケート調査 また，秋田県教育庁義務教育課の 体育・保健体育科の好き嫌いについて 「指導方法の工夫改善に係るアンケ ート調査結果」（平成14年７月実施）からは，次のような傾向が読み取れます。 ・体育・保健体育の教科が「大好き」と答えた児童生徒は小学校３年生で77.5％だが， 中学校１年生では41.8％,３年生では36.0％に低下している。 - 64 - ・体育・保健体育が「嫌い」「大嫌い」と答えた児童生徒は小学校３年生で5.8％だが， 学年とともに増加し，中学校２年生では19.8％と高い率を示している。 ・体育・保健体育が「得意だ」と答えた児童生徒は小学校３年生で23.0％だが，中学校 ２年生では8.6％程度にとどまる。 ・体育・保健体育を「楽しくない」と感じている小学生はどの学年も１％台にとどまる が，中学生になると８～９％になる。 ２ 体育・保健体育科における「基礎・基本」 学習指導要領の体育・保健体育科の目標は，心と体を一体としてとらえることを重視し， 生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現及び自らの健康を保持増進するための実践力の 育成を目指しています。