DVD-再生専用ー构造及构....docVIP

DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造 Volume and file structure of DVD read-only Disc　解説 1997-12-20 1. 制定の趣旨及び経緯　財団財団法人光産業技術振興協会の光ディスク標準化委員会は, DVDに代表される高密度光ディスクによる大容量情報交換を容易にするため, 通商産業省工業技術院の委託を受けて, ISO/IEC 13346 (Volume and file structure of write-once and rewritable media using non-sequential recording for information interchange) を翻訳してJIS X 0607 (非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイルの構造) の原案作成を行い, そのサブセットに位置付けられるOSTA (Optical Storage Technology Association)のUniversal Disk Format(UDF) Revision 1.02 (1996-08-30) に整合したJIS X 0609 (情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム構造及びファイル構造)の原案を開発してきた。 DVDフォーラムは, UDF Revision 1.02に対してさらに値指定などによるサブセティングを施した, DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造を, DVD Specifications for Read-Only Disc - Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS version 1.0として1996年8月に発行している。1997年6月の光ディスク標準化委員会においてこの規定が審議課題となり, 同委員会は, DVD-再生専用ディスクによる情報交換の必要性を認識して, フォーマット分科会に対して, この規定に基づく標準情報(TR)の原案を作成することを指示した。 この指示に従って, フォーマット分科会はDVDフォーラムから情報提供を受け, それを詳細にレビューすると共に, 標準情報としての様式に則った原案作成を開始した。 DVDフォーラムからの情報は, ハードコピーに限定されていたため, この際にフォーマット分科会は新たにデータエントリを行い, 電子化文書上で分科会委員が単語単位のレビューを続けた。 このレビューの段階で, 幾つかの問題点が明らかになり, DVDフォーラムにフィードバックしている。これは, 同じ規定を欧州電子計算機工業会ECMAが, 同工業会の規格として制定することを計画しており, それとの整合性を保ことの意義を考慮してのリエゾンである。 標準情報(TR)原案は1997年11月に完成し, フォーマット分科会から工業技術院に提出された。 2. 審議中の主要検討課題 2.1 UDFの参照 a) 項番 DVD Specifications for Read-Only Disc - Part 2は, 多くの箇所でOSTAのUDFを参照している。参照先のUDF Revision 1.02の規定内容は, 国内では既にJIS X 0609が規定している。 従って, この標準情報では, 参照先としてJIS X 0609の対応する項番を指定している。UDFとJIS X 0609との間の項番の対応関係は, JIS X 0609の解説表1において整理されている。 b) 識別子名 UDF固有の内容を示す識別子, 例えばUDF書込み最小版数においては, UDFの記述を残す。ただしUDFという接頭部がなくても対象を特定できるもの, 例えばブリッジフォーマット, ボリューム認識列に関しては, UDFという接頭部を付加しない。 2.2 記述の追加 DVD Specifications for Read-Only Disc - Part 2には明示的に規定されていないが, 標準情報として規定することが望まれるため, この標準情報には次の記述の追加を行った。 a) 引用規格 例えばA.7において, VIDEO SPECIFICATIONS及びAUDIO SPECIFICATIONSが引用されているため,1.2 引用規格に次の文書を追加している。 DVD Specifications for Read-Only Disc - Part3: VIDEO SPECIFICATIONS v