资料3－国土交通.DOCVIP

資料３－Ⅲ 2009/12/25 PAGE \* MERGEFORMAT - 1 - Ⅲ．ご意見の概要とそれに対する考え方（全体版） 国土交通省では、平成21年11月5日から平成21年12月4日まで、「ハイブリッド車等の静音性に関する対策について」（案）に対するパブリックコメントを実施し、広く国民の皆様からのご意見を募集いたしましたところ、これに対して、408名の方からご意見が寄せられました。 お寄せいただいたご意見の概要とそれに対する考え方を以下のとおりまとめました。なお、取りまとめの都合上、いただいたご意見のうち同内容のものは適宜集約して掲載しております。 １．音による対策の導入を求めるご意見 いただいたご意見の概要 意見の数 ご意見に対する考え方（案） ●視覚障害者にとって、自動車の接近を知るのは音がたよりであり、音による対策をお願いしたい。 47 ●本来、歩行者と車が混在する道路空間では、運転者が細心の注意を払って歩行者に危険を感じさせないように運転するのが基本ですが、様々な交通場面において、ハイブリッド車や電気自動車は構造的に音が小さいことから、接近に気付かない歩行者が思いがけない行動をとり事故に至る場面が起こり得ます。 ●また、ハイブリッド車等の数は、近年、急増傾向にあることから、対策は急がなければなりません。 ●このため、これらの自動車の接近等を歩行者に気付かせるための方策を種々検討した結果、早急に講じることのできるものとして、音による対策が必要であると考えます。 ●なお、今回の対策案は、どのような対策を行えばハイブリッド車や電気自動車の優れたメリットである静音性を出来るだけ活かすことができるか等の観点も踏まえて検討したものであり、道路環境騒音のレベルに及ぼす影響は非常に小さいと考えます。 ●運転者がどれだけ最善の注意を払っていても、自動車の接近に気がつかない歩行者が、予測が不可能な行動をとってしまうと、不幸な事故につながるおそれがあり、対策案に賛成する。 3 ●静かなハイブリッド車には、路地などで幾度となく驚かされており、急速な普及により普通にみかけるようになっている。早い対策を望む。 3 ●今更音を出すように言われても困ることも事実と思うが、障害者は自由に出歩けず何もできない世の中ではいけないということも事実であり、何か良い施策を見いだされるよう願っている。 1 ●ハイブリッド車に乗っている。低速で住宅街や細い路地を運転する場合、歩行者が気付かなくて危険と感じることがある。 2 ●視覚障害者のガイドヘルプ中に、ハイブリッド車と接触しそうになったことがあり何らかの対策が必要である。 1 ●発音を絶対条件とし、どの程度の音なら合意が得られるか、更に検討するべきである。 4 ２．音による対策の導入に反対とするご意見 いただいたご意見の概要 意見の数 ご意見に対する考え方（案） ●ハイブリッド車や電気自動車の利点は静かなことであり、音を発するようになれば騒音の原因となり、時代に逆行する対策である。 55 ●本来、歩行者と車が混在する道路空間では、運転者が細心の注意を払って歩行者に危険を感じさせないように運転するのが基本ですが、様々な交通場面において、ハイブリッド車や電気自動車は構造的に音が小さいことから、接近に気付かない歩行者が思いがけない行動をとり事故に至る場面が起こり得ます。 ●また、ハイブリッド車等の数は、近年、急増傾向にあることから、対策は急がなければなりません。 ●このため、これらの自動車の接近等を歩行者に気付かせるための方策を種々検討した結果、早急に講じることのできるものとして、音による対策が必要であると考えます。 ●なお、今回の対策案は、どのような対策を行えばハイブリッド車や電気自動車の優れたメリットである静音性を出来るだけ活かすことができるか等の観点も踏まえて検討したものであり、道路環境騒音のレベルに及ぼす影響は非常に小さいと考えます。 ●ハイブリッド車のユーザーであるが、歩行者への安全の配慮は運転者の義務として履行しており、危険を感じたことも与えたこともない。 13 ●音を発することにより、運転者の安全確認義務意識を低下させ、かえって危険である。 6 ●具体的な事故事例がない中、主観的な意見に基づいて規制を行うのは行き過ぎである。 4 ●視覚障害者の他にも、死角からの飛び出し、聴覚障害、歩行者、自転車、ヘッドホンや携帯電話の使用者など様々な対象があると考えられ、ハイブリッド車にだけ対策を課すことは不適切である。 4 ●ＥＶの静音性は、気付かないというリアリティに乏しいデメリットよりも、静かさに気付くメリットの方がはるかに大きい。ＥＶが普及して車が静かになれば、明らかに社会は変わるはずである