有限要素法入门（Ⅱ）.PDFVIP

有限要素法入門有限要素法入門 （（ⅡⅡ）） 2011年夏学期 中島研吾 科学技術計算Ⅰ（4820-1027）・コンピュータ科学特別講義Ⅰ（4810-1204） Intro-02 2 • 偏微分方程式の数値解法（重み付き残差法） • ガウス・グリーンの定理 •• 偏微分方程式偏微分方程式のの数値解法数値解法 （（変分法変分法）） Intro-02 3 偏微分方程式偏微分方程式のの近似解法近似解法 • 領域V，境界S における以下の微分方程式を解く ことを考える（境界値問題）： L (u) f • 微分方程式の解uが以下のような関数uM で近似的に 表表されるものとする（一次結合，線形結合）： M u a Ψ Ψ 領域，境界において定義される，位置座標 M ∑ i i i のみのみ既知関数既知関数，互互いにいに独立独立であるである：：試行関数試行関数 i 1 （trial/test function）と呼ばれる。線形代数に おける基底（basis）に相当する ai 係数（未知数） Intro-02 4 重み付付き残残差法法 Method of Weighted Residual (MWR) • 以下に示す残差（residual）R が0であれば厳密解 である： R L (uM ) − f • 重重みみ付付きき残差法残差法ではでは残差残差RR にに重重みみ関数関数w （weight/weighting function）を乗じて，領域全 体体でで積分積分したした量量がが00になるようなになるような条件条件をを考考えるえる： ∫∫ w R ((uMM )) d V 0 V • 重重みみ付付きき残差法残差法は，，残差残差=0の条件条件をを領域領域におおい て「平均的に」満たす近似解法である。 Intro-02 5 変分法変分法 （（Ritz法法）（）（1/2）） • 多くの問題においては汎関数（functional）I((u))が 存在し，厳密解uがI(u) を極値にすること（停 留）が知られている。 – 汎関数が極値を持つためにuが満たすべき微分方程式 をオイラー（Euler）方程式という。 – 逆に，Euler方程式を満たすためには，uがI(u) を停留 させていれば良い。 • 例えば，弾性力学の支配方程式（平衡方程式， 仮想仕事の原理）と等価な汎関数は，「最小ポ テンシャルエネルギの原理（ひずみエネルギ最 小の法則）」である。 Intro-02 6 変分法変分法 （（Ritz法法）（）（2/2））