地域再生计画-下吕.PDF

地 域 再 生 計 画 １ 地域再生計画の名称 情報発信プラットホームで下呂市観光の「ひと・もの」まちづくり ２ 地域再生計画の作成主体の名称 下呂市 ３ 地域再生計画の区域 下呂市の全域 ４ 地域再生計画の目標 ４－１ 地域の概要 下呂市は旧萩原町、旧小坂町、旧下呂町、旧金山町、旧馬瀬村の５町村が合併し、平成16年に 誕生した。合併により市域は851.21 ｋ㎡となり、森林の面積が約91％を占める。 周囲には霊峰御嶽山をはじめ1 千メートルを超える急峻な山々がそびえ、市のほぼ中央には深 い山々から流れる飛騨川と釣りのメッカとして名高い清流馬瀬川が流れている。飛騨木曽川国定 公園や県立自然公園なども位置し、自然豊かな中山間の地域である。 総人口は36,314 人 （平成22 年国勢調査）であるが、可住地面積は86.69 ｋ㎡と全体面積の約 10％であり、人口の分布は山間を縫うように流れる川に沿って開けた場所に集積する形で分散し ている。 市は岐阜県の中東部に位置し、高山市、中津川市、郡上市、加茂郡、関市及び長野県と接して いる。交通は、飛騨川に沿って国道41号やＪＲ高山本線が通り、横断する形で国道256号、257号 が通じている。市中心部から県庁所在地の岐阜市までは約90㎞、車での所要時間は約２時間、隣 接する都市は高山市、中津川市、郡上市、関市、美濃加茂市などそれぞれ約50～60㎞の距離があ り、車での移動には１時間以上を要する。また、市内には高速道路が通っておらず、最寄のイン ターチェンジまで何れも車で１時間以上を要する地域である。 （人 口 の 推 移 ） 下呂市の人口は昭和35年の48,314人をピークに以降一貫して減少が続き、平成22年までに 1 12,000人（24％）減少し、36,314人となっている。特に昭和40年から昭和55年においては、高度 成長期の都市化に伴う都市部への人口流出により5,111人減と大幅な変化を示し、その後鈍化した ものの平成12年から平成26年までの14年間で3,209人（住民基本台帳）と急激に減少している。年 齢階層別では、年少人口、生産年齢人口が減少を続ける半面、老年人口は増加を続けている。平 成17年に29.8％であった高齢者の割合は平成22年には33.1％に増加する一方、生産年齢人口は平 成17年56.7％から平成22年54.3％に、年少人口は平成17年13.5％から平成22年12.5％に減少して おり、今後もさらにこの傾向が進むものと推計されている。 人口減少の内訳は、出生数と死亡数の差である自然増減、転入と転出の差である社会増減とも 減少幅が大きくなっている。自然減少については、市の合計特殊出生率は平成25年1.82と全国平 均1.43と比較してもかなり高いが、出生率は6.6 と全国平均8.2より大きく下回っている。これは 若い世代の減少が大きな要因と推測される。社会減少では、平成13年以降は転出超過が続いてい る。転出の理由は、平成12年までは「学業上の理由」が最も多かったが、平成13年以降は 「職業 上の理由」が最も多くなっている。また、転入の理由としては平成６年から平成９年までは「職 業上の理由」が最も多くなっている。 国立社会保障・人口問題研究所の推計による人口の推移によると、平成37年には３万人を割り 込むと推計されており、人口の減少が地域経済や消費活動の縮小につながり、それが更なる人口 の減少を引き起こしていくこととなり、市の地域活力が大きく低下することが懸念される。 2 （図表１）下呂市 人口の推移と区分別人口割合の推移 （図表２）下呂市 移動理由別転入転出差の推移 （人） 200 不詳 その他 100 住宅事情 0