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○○地区地盤調査観測業務 特記仕様書（案） 第１条　適用範囲 第２条　目的 第３条　主任技術者　　　　略 担当技術者 第５条　照査技術者 第６条　業務内容 １．業務の目的 　本業務は、機械ボーリングによるコア試料採取を行うとともに、挿入式孔内傾斜計観測孔の設置および観測を行うものである。 ２．業務内容 　業務内容は次のとおりとする。なお、内容に変更がある場合は監督職員と協議するものとする。 　（１）機械ボーリング 　　（２）孔内傾斜計観測孔の設置 　　（３）ガイド管ねじれの測定 　　（４）解析等調査 　　（５）孔内傾斜計観測　 （１）機械ボーリング ボーリング位置は、現地調査結果に基づいて監督職員と協議して決定するものとする。また、ボーリング孔の仕様は下記の通りとし、詳細については観測職員と協議して決定するものとする。 　　　①BV-■孔 　　　　?削孔方向：鉛直下方 　　　　?孔　径　：φ86mm 　　　　?深　度　：XXm（砂質土XXm、礫混じり土砂XXm、軟岩XXm） 　　　　?用　途　：コア採取、挿入式孔内傾斜計観測孔 ②BV-◆孔 　　　　?削孔方向：鉛直下方 　　　　?孔　径　：φ66mm 　　　　?深　度　：XXm（砂質土XXm、礫混じり土砂XXm、軟岩XXm） 　　　　?用　途　：ノンコア、地下水位観測孔 なお、高品質ボーリング工法への変更については、事前に監督職員と協議しなければならない。 （２）孔内傾斜計観測孔の設置 　　　孔内傾斜計観測孔の設置にあたっては「地すべり地における挿入式孔内傾斜計マニュアル 平成22年7月 土木研究所他」（以下、傾斜計マニュアル）を参考にし、特記事項は以下の通りとする。 　①規格 　　　　?孔内傾斜計用の測定管（以下、ガイド管）は2軸方向を測定できるものとし、地すべり面を正確にとらえられる構造や材質とする。 　　　②設置 　?設置位置はBV-■孔の調査ボーリング孔に設置するものとする。 　?ガイド管の接続部は継ぎ手を用い自重に耐え、またガイド管にねじれが生じないように確実に固定するものとする。 　?ガイド管の片方の軸は、地すべりの変位方向に合わせるものとする。 　　　　?ガイド管と孔壁との空隙は、セメント系の充填材でグラウトホースなどを用いて確実に間詰めするものとし、原則パッカーを使用することを原則とする。パッカーの種類、充填材の材料および配合などについては監督職員と協議するものとする。　 （３）ガイド管の方位測定 観測孔の深度が30m以上の場合、ガイド管のA0方向の方位を1m間隔で全深度測定する。ガイド管の設置深度が30m未満の場合、または地山等の磁性の影響により磁石を使用する計器による測定ができなかった場合は、実施の有無や代替手法について監督職員と協議するものとする。 （４）解析等調査 　　　解析等調査の内容は、以下に定めるところによる。 　　　①資料整理取りまとめ 　　　　?ボーリングコア写真撮影　　　　 　　　　　「地質?土質調査成果電子納品要領(案) 平成20年12月」の第5編 コア写真編に準じて行う。撮影前には、コア表面の焼きつき部の剥ぎ取りおよび削り屑の清掃を行い、霧吹き等で表面を適度に湿らせてから撮影すること。 ?ボーリング試料の観察 　　　　　すべり面と考えられる箇所は、ボーリングコア写真撮影後にコア試料を割って鏡肌や条線の有無を観察すること。 ?ボーリング柱状図の作成 　　「地質?土質調査成果電子納品要領(案) 平成20年12月」の第2章 ボーリング柱状図編に準じて行う。柱状図は地すべり様式を原則とする。 地すべり様式：土木研究所資料第3868号　地すべり調査用ボーリング柱状図作成要領（案）平成14年6月（以下、柱状図作成要領）　 　?ボーリング掘進中の水位変動図 　　「柱状図作成要領」のボーリング掘進中の水位変動図を参考にすること。　 　?掘進時やガイド管設置時の状況整理図 　　「傾斜計マニュアル」の孔内傾斜計に関する掘進時やガイド管設置時の状況整理例を参考にする。 　?ガイド管のねじれ測定 　　ガイド管のねじれの測定結果は、「傾斜計マニュアル」を参考に整理する。 ②断面図等の作成 　　　　?土性および地層の工学的判定を行う。 　　　　?土質または地質断面図の作成を行う。なお、断面図は着色するものとする。 　　　　?断面図には、必要に応じて挿入式孔内傾斜計の代表的な観測データを重ねて図示する。 （５）孔内傾斜計観測 　　　孔内傾斜計の観測にあたっては「傾斜計マニュアル」を参考にし、特記事項は以下の通りとする。 　①使用する計測器 　　　　?2軸方向の傾斜を測定できるプローブを使用する。測定間隔は0.5mないし1.0mとし、監督職員と協議の上決定する。