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PAGE 11 生産管理者とＩＴ 生産管理者とＩＴ 中小企業診断士　國米泰弘内　容時　間 中小企業診断士　國米泰弘 内　容 時　間 １．　ＩＴ化で成功するコツ 60分 ２．　ＩＴ化責任者の役割 45分 ３．　経営者の姿勢 10分 ４．　ＩＴ化で失敗しないコツ 15分 ５．　提案依頼書（ＲＦＰ）作成と提案評価 20分 ６．　ＩＴ経営企画書の作成 45分 ７．　自社のケーススタディ　　　（自社のＩＴ経営企画書を作成） 45分 ＜ＩＴ化で成功する（業績を向上する）コツ＞ 最重要成功要因（成功の効き目）は、実ビジネスの中にある 最重要成功要因（成功の効き目）は、実ビジネスの中にある 事業の成否は、事業のコア?核（すなわち製品?サービス）で決まる 　…ＩＴは（どこまで行っても）補助的手段であり事業のコア（核）ではない 手段 ＩＴは情報処理?伝達?記憶の手段　に過ぎない （ＩＴの特性） 人間が情報伝達や情報処理できないことはＩＴにもできない アプローチ ※パターン1 ＩＴ活用により、事業のコア（核）（製品やサービス）の優位性を高める。 （例）…　製品力を上げる、生産性を上げるetc. （※価格競争力が高まる）… ※パターン２ 事業のコア（製品やサービス）は優れているにもかかわらず、 他の要素にボトルネックがあるために業績が低迷している場合に、ＩＴ化によりボトルネック解消。 （例）…　製品力はあるが、販売力がない場合に 　→　インターネット?電子商取引などを有効に活用など 　　　 目標 　　ＩＴ化により、事業全体の優位性を高める。　 　ＩＴ化により業績が向上するための条件 　必要条件：事業のコア（核）が、しっかりしている（優位性を持つ）こと 　十分条件：ＩＴ化により事業全体の優位性が高まること ◇事例集：Ｐ７～Ｐ８，Ｐ１０，Ｐ１３～Ｐ１４，Ｐ１５～Ｐ１６，Ｐ１７～Ｐ１８ ◇これだけは知っておきたい：Ｐ６６  ＜ＩＴ化責任者の役割＞ ＩＴ化責任者の役割は、中堅?中小企業では、会社の規模、組織体制、組織文化、ＩＴ成熟度などによって様々な面を持つ。下記の一部、あるいはすべてを行う場合もある。 （１）経営者サイドの監督グループ（運営委員会）の一人として参画 プロジェクトの確認や阻害要因の排除など 　（２）プロジェクトのリーダー（またはリーダーを直接支援する人）として参画 リーダーシップを発揮して、プロジェクト全体を成功に導く、成果のレビューなど （３）プロジェクトチームの一員として参画 情報化部門の責任者、キーパーソンとして、プロジェクトに参画 ?内部設計前のプロトタイピング ?内部設計前のプロトタイピング ?パッケージの採用とカスタマイジング 　（可能かつ必要な場合の） …などがますます重要なテーマとなる 　ＩＴ化責任者は、 （１）自社の経営課題の解決策を明確化し、 （２）ＩＴベンダーに明瞭、確実に伝達し、 （３）自社の経営課題を解決する役割をもつ。 　ＩＴ化責任者の役割として 　自社の経営課題の解決策を明瞭に（口頭でなく）文書で定義することが重要  （１）　システム要件（全体）の明確化 ビジネス機能関連図 … 論理モデル：業務のあるべき姿を表わす、企業における主要業務を 　　　明確化し現状の業務機能を体系化する （イ）ビジネス連携図 インスタンス（実体の具体的な名称）を示すと例外も見えてくる 次ぎの図は　「実体（??????）」間の「モノ」「カネ」「情報」の流れを示している ※ ここでは、「ヒト」の動きや「ヒト」の活動、「処理」の内容については記述していない （ウ）業務フロー … 特定業務全体の処理を部門毎に詳述している （エ）機能情報関連図 …　　実体（??????）、機能、情報の流れを示している 基幹系システムの情報は人間が処理した結果の情報（２）　システム要件（概要）の定義 基幹系システムの情報は人間が処理した結果の情報 （ア）入出力設計 　 画面（入力、出力）と帳票（出力）など （イ）ファイル設計（ファイル／データベース）  （ウ）処理設計 HIPOはコンピュータの処理形態（IPO）、実装に近いので後工程の設計で用いやすい 決定表（ディシジョンテーブル）  ３．　＜経営者の姿勢＞ 社長の考えを正す 関係無い 　…　ＩＴ化により事業の優位性を高めることができる可能性を知らない…他社はやってる！ わからん　…　ＩＴは決して分からないものではない…現在の経営には論理的思考が必須 人がいない、金が無い　…　費用を上回る効果が創出できるかどうかという費用対効果が重要 （該当しない質問は飛ばして下さい。） 自社と同業界の中で、以下のようなことをやる企業が出てくる可能性は？ 自社業界で起こる可能性 ２．自社の 対応