齿科医师藤原修志先生资料PDF29MB.PDF

講演・実技 こうすれば食べられた 〜義歯、口腔ケア、口腔リハビリのチカラ〜 和歌山市 藤原歯科医院 藤原修志 小室恵子 昭和１８年１０月１日生（男性） 介護度 ５ 寝たきり度 Ｃ-2 疾患 HT メニエール 脳幹出血 （身体左麻痺、顔面右麻痺） 服薬 ウルサミック、チアラリート、セレコックス、 プロマック、ユリネール、カモスチート、ガスモ チン、アリサナロリン、セロクウエル、ディオパン マグミット、コリネール 身体状態 ・首、肩筋肉硬く、車椅子では8 ０度に近い姿勢 ・握力強い ・呼吸 （呼気、吸気弱く吹く力も弱い） ・大声出るが、会話は少し空気が漏れる声 気性 ・疾患後性格変わり暴言、手も出る、意欲がなく諦め の気持ちが強い （納得出来れば素直に応対してくれるが時短） 週１回 訪問看護師、マッサージ 週２回 リハビリ （腕 ・足の屈伸のみ） 週３回 ディサービス 家族の声！！ 歯ブラシ入れたら痛い！痛い！と言って磨が かせへんし、すぐ噛んでしまうし・・・モアブラ シで食べかすを掻き出すだけで、終わってし まうんで・・ うがいだけでもできたらなぁ～～ しっかり噛めたら食べかすも少なくなるんか なぁ～～ 口腔状態 ・周囲筋の緊張弱い ・口唇閉鎖弱い （右側開口気味） ・舌 （前突 ・左右）出るが距離短い ・右側に食渣残溜 ・嚥下反射あるが中々飲み込まない （クチャクチャとした噛み方） ・痰絡み多い H25年７月１３日～口腔ケア開始 口腔ケアは車椅子でおこなう 湿潤、脱感作、自己唾液を基本に！ ・姿勢→頭部後屈にならない為クッション補助、 足底の確認 ・清掃→歯ブラシ、モアブラシ、クルリーナブラシ タフトブラシ、タングクルーナ、歯間ブラシ ・訓練→口腔周囲筋緩和強化、舌可動域練習 舌根周囲筋強化 ・発声訓練→ （パタカラ）腹式訓練に、は！ほ！ ・鼻咽腔閉鎖不全改善と口輪筋強化にリップウイン グを使用し吹く練習をいれるが、声だけになる ・Ｈ２５年７月開始から６～７か月経過後、顔面 のメリハリがでる。 ・口腔周囲筋強化練習いれるが右口角下がる様子 は改善出来ず （流涎ないが食事際右側から食べ物 がこぼれる） ・痰絡みの咳が頻度にある Ｈ２６年９月脱水症の為２週間の点滴 点滴後、口腔内の赤みとれ汚れも激減、舌可動域 も広くなる 姿勢保持と口腔機能 8 座位姿勢の保持 ・ 誤嚥防止姿勢（３点セツト） 不適切な座位姿勢が引き起こす 廃用性症候群 座位姿勢の保持 Ｈ26年11/8下顎義歯装着 おかゆ⇒ごはんに 副食⇒普通食の形態に （スピードが速くなり、むせも出る） 奥様にスプーンの形態と一回分の量、そして飲 み込んでから二口目 ！との説明 奥様から 「あれもこれも食べたい！言ってくれ るんやわぁ～～」と！嬉しさ交じりの言葉 義歯の装着は嚥下を助ける 口唇の筋力のリハビリはなぜ顔つき の改善に繋がるのか 口唇閉鎖状態の改善と表情筋 引用：デンタルダイヤモンド社「黒岩恭子の口腔ケア＆口腔リ ハビリ」は食べられる口になるのか」 口腔領域の機能は嚥下と密接に関連する ①鼻咽腔閉鎖