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同同期期タタイイミミンンググシシスステテムムのの性性能能ととビビーームム特特性性 同同期期タタイイミミンンググシシスステテムムのの性性能能ととビビーームム特特性性 安積隆夫、川島祥孝、高嶋武雄、小林利明、大島隆、花木博文1 高輝度光科学研究センター 放射光研究所 〒679-5198兵庫県佐用郡三日月町光都 1-1-1SPring-8 概概要要 に、両蓄積リングの RF 周波数と線形加速器の 概概要要 2856MHzの同期関係を成立する必要がある。われわ 線形加速器とブースターシンクロトロンや蓄積リ れが開発した新しい方式の同期タイミングシステム ングなどの円形加速器はそれぞれ異なる加速周波数 は任意の２つの RF 周波数に対応可能であるため、 で運転され、これらの周波数が整数倍関係を成立し 現在使用している加速空胴、加速管に合わせた励振 ない場合がある。これに加えて、線形加速器からの 周波数生成が実現できる[1]。本システム構築にあ ビーム電流強度の増加、あるいは短パルス化にとも たり、RF純度、ならびにビームとRF位相との間の ないビームトリガー信号との同期関係を得ることは 時間ジッター許容値に関する検討と評価をおこなっ 不可欠なものとなってきている。現状、多くの加速 た結果、位相雑音レベルは主信号に対して 100kHz ˚ 器施設で構築されている同期タイミングシステムで から 10MHz の間で 0.3以下とし、時間ジッターは は、使用する加速周波数を得るために分周器、逓倍 15ps以下とする値が見積もられた[2]。実際に、こ 器を複雑に組み合わせた回路構成を余儀なくされて の同期タイミングステムを線形加速器の運転に導入 いる。この問題に対して、各加速器の加速周波数生 後、生成されるRF純度、ビームトリガー信号とRF 成とビームトリガー信号の同期関係の高精度化を簡 位相との時間ジッター等の評価測定を実施し、さら 易に実現するため、新しい方式によるタイミングシ に同期、非同期運転時におけるバンチング部後方の ステムの開発をおこなった。このタイミングシステ ビーム電流強度、1GeV 加速後のビームエネルギー ムの導入により、ビームタイミングとすべての加速 安定度測定をおこなった。この同期方式においては 周波数の同期運転が実現し、とくに線形加速器にお 蓄積リングの RF 周波数を変更しても、その変化量 いてはビーム生成のタイミングと2856MHzとの間にに応じて全ての同期関係が保たれる。通常、SPring-8 生じる時間ジッターを縮小することでビームショッ は潮汐等の地殻変化の影響による周期的なリング周 ト毎のビームエネルギー安定化に貢献している。現 長変化に対して 508.58MHz±200Hz で補正がおこな われている[3]。この周波数変化が線形加速器へ及 在では SPring-8の通常運転に導入されており、ビ ームトリガー信号との同期関係においては ぼす影響としては 2856MHz±11.2kHz であり、この 3.5ps(rms)の時間ジッター、ビームエネルギー安定 ことによるビームエネルギーシフトは線形加速器最 度は0.009%(rms)を達成している。 下流に設置されているエネルギー圧縮システム[4] により補正され、常に安定した入射が可能である。 １１．．ははじじめめに